後編
適当になっちゃった(´°̥̥̥ω°̥̥̥`)
これは!ゴキブリの死体!やはり最初の悲鳴はゴキブリを見つけた時の悲鳴だったのか!
いや、しかし、それなら他に誰かいるはずだな。これだけ探して他に人がいないのもおかしい。
「きゃー!すごいゴキブリー!!」
亞穂子ちゃん!?すぐ向かわねば!
俺は悲鳴が聞こえた方に向かった。
それにしても、すごいゴキブリってどんなのだろう。ゴージャスなのかな。黒髪ロングなのかな。金髪かな。かわいいのかな。
こんなことを考えている場合じゃない!
俺「助けに来たよ!」
あれ?........亞穂子ちゃんは?亞穂子ちゃんがいない........
ぽいん「ゴ、ゴキブリがぁ........」
いっぱいいるな。20匹ぐらいか。
俺「亞穂子ちゃんの悲鳴が聞こえなかったか?」
ぽいん「ごめん、それは僕だ。つい叫んでしまった」
男でもビックリするとあんな声が出るのか。もしかしたら最初のもあのじいさんの悲鳴だったのかな。
俺「まったく........」
あれ?そういえば。すごいゴキブリは??
どこにいるんだ?
俺「おい、ぽいん!すごいゴキブリはどこだ!」
ぽいん「すごい数のゴキブリじゃないか!」
え!!すごいってそういうこと!?
そんな言い方するか??
「きゃー!!!」
今度こそ亞穂子か!!
ぽいんとともに走った。
「どうした!」
亞穂子「こ、これ........」
んー、触りたくないなこれは。
亞穂子「この、ウンチの付いたパンツがこの棚から落ちてきたの」
誰かが落としたのか!?
あれ?このパンツ、濡れてるな。ペロッ
........これは、ただの水だ!ということは、、
上を見てみる。
やっぱりか!
棚の上に氷を置いてその上にパンツを置いてたのか!なんて悪質なイタズラだ!
俺「このパンツを鑑識に回してくれ」
ぽいん「いや、何言ってんの。君は刑事でもなんでもないだろ」
チッ!後で警察に届けるか........。
亞穂子「私が預かっておくわ。刑事に知り合いがいるの。それに、あなたが持っていくと追い返されそうじゃない」
良かった........変態になるところだった。
「頼むよ、はい」
亞穂子「このクソ野郎がぁー!」ボカッ!
な、殴られた!!昆布さんにも殴られたことないのに!
亞穂子「なんでウンチがついてる方を下にして渡すのよ!人生で1番の怒りだよ!」
???「旨味はどこだ。旨味はどこだ。」
俺「あ、旨味はあなたです」
???「だよねー!どこ行ってたんだよ大地!」
俺「よくここが分かったね、昆布さん」
昆布「いやいやー!風呂のお湯とか全部俺の出汁だし!あ、ダジャレじゃないよ!俺の出汁の匂いをたどってきただけだよ!」
この人は大地の同居人の昆布さんである。
説明したいところだが、特に説明することがない。とにかく、昆布である。
ぽいん「怖いのが割り込んできたね」
俺「昆布さん、このウンチの臭いをたどってくれないか?」
快く「やる!」と言ってくれた。
おそらく警察に連れていかれたムサシのウンチだろうから、交番に着くのだろう。
一階に降りるのか、そうだよな。で、そこを左か。あれ?玄関と逆転だな。
昆布「ここだね」
トイレ........。トイレにやつがいるってのか!連れていかれたはずなのに!
恐る恐る開けてみる。鍵もかかっていなくてすんなりと開いた。
うん、誰もいない。そうか。ウンチの臭いはトイレにも付いてるよなそりゃ。
俺「ごめん、昆布さん。これを持ち主に届けてやって欲しいんだ。」
昆布「いやいや、ここにあったんならここの家の人のでしょ。これ持ってどこに行けと」
俺「いいから行けー!」
昆布さんはパンツを持って外に出た。
亞穂子「謎な人だったわね、パンツさん。いや、人じゃないか」
俺「昆布さんだよ!」
これ以上探しても、何も出てきそうにないな。警察に向かおう。
と、いうことで3人で警察に向かった。
警察でムサシにいろいろ聞いたところ、あの悲鳴の主もパンツの仕掛けも、こいつだったらしい。
んー、事件でもなんでもないな。
まあ、指名手配犯が捕まって良かったよ。
そういえば昆布さんは?ここに来てると思ったんだけどなぁ。
俺「ここにペラペラの緑の人来ませんでした?」
ムサシ「いや、来なかったな。それに、ペラペラで緑の人間なんていないだろ。いたとしてもそれは人間じゃないだろ。」
ん、こいつ。屁理屈探偵みたいだな。殴ってやろうか。
それにしても、昆布さんはどこに行ったんだろう。
ぽいん「矛盾探偵、どうするんだ?家に帰るか?」
俺「昆布さんを探しに行く!」
亞穂子「ねえ、私たち最高のコンビだと思わない?」
俺「あんまり思わないし、ぽいんは入ってないんだね」
亞穂子「じゃあ、トリオ!」
ぽいん「3人で探しに行こう!その方が早く見つかるよ!」
みんな........
(いい迷惑だ。一人でやりたいのに。しかも、本物の探偵と一緒だと探偵ごっこがやりにくいし!好きな時にゲームもできないじゃないか!)
俺「じゃあ、3人で行くか」
あの昆布め!見つけたらただじゃおかん!ニシンに巻いて煮てやる!
感想待ってます!ヽ(*´∀`)ノ