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愚者たちの輪舞 ―ブランタール公の凱旋―  作者: 中里勇史
【第三章】 純白の花嫁

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城壁にて

「いやはや、まさか兵糧攻めを食らうとは思ってなかったね」


 ウィンはわははと笑った。


「旦那、笑ってる場合じゃねぇでしょう」


 ラゲルスもわははと笑った。


 笑うしかなかった。数倍の敵軍に街の城門を封鎖され、ウィンたちは逃げることも打って出ることもできない。


 ラゲルスは、寡兵を指揮して敵の強襲を辛うじて撃退している。それも、食料が残っている間のことだ。籠城戦になるなどとは夢にも思っていなかったから、食料の備蓄は少ない。食料が尽きたら、終わりだ。


 なぜこんなことになったのか。

 そもそもは、監察使の任務ではない仕事を皇帝に命じられたからだ。いやしかし、あの命令がなかったら……。

 何にせよ、ここで餓死してしまったら元も子もない。


「いっそ、降伏しちゃおうか」


 そう言いながらウィンが振り返ると、ラゲルスらが「お前は何を言っているんだ」という顔でウィンを見ていた。


 どうやら降伏するのは無理らしい。


 冗談を言っている間に、敵の攻城塔が近づいてきた。


「攻城塔だ。まったく、勤勉な連中だなぁ」

「まあ、戦争をやりたがる怠け者ってのは聞いたことありませんわな」

新章開幕です。

ウィンとラゲルスがなぜ籠城戦を強いられているのか。

次回から、話は少し過去に(第二章終了直後に)戻ります。

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