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ゲームオブザデッド 〜現実にゾンビや巨大怪獣が出現したけど、なんか謎の能力に目覚めたので、とりあえず両方ともぶっ殺していきます〜  作者: 空夜風あきら
第五章 Day5——終わりの始まり 〜新世界の夜明け〜

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第206話 二度目の“初めまして”



 こつこつと上げてもらっていた(星兵(サモンスター)カードとしての)レベルが10に達したので、私はランクアップした。

 (ランク)4になった私は——それまでのレベルアップでも、少しずつは上がっていたけれど——一気にST(ステータス)がアップした。

 特に、“速度(スピード)”と“射程(レンジ)”が増えたのが大きい。おかげで私の担当する方面の“盤上戦術(プレートタクティクス)”が一マス分広がって、私のTAC(タック)(ターン内行動数)も一つ増えた。


 さらに、ランクが上がったことで、新しい“特技(スキル)”も追加された。

 それにより——どうやら“星兵化”の影響による、ある種の弱体化により——それまで使えなかった『鏡使い』の能力も使えるようになった。

 と、いうよりも……


 いや、まあ、“鏡面反射(リフレクト)”とかは、確かに、すでに覚えていた技なんだけど……

 でも、他の……“鏡影分身(ミラーボディ)”とかいう、この辺りの技は……私も知らない謎の技なんですが……

 ——そもそも、私がすでに覚えている『鏡使い』の技は、“鏡体念動(ミラームーブ)”と“鏡映鑑定(アナライズ)”と“鏡面反射(リフレクト)”の三つしかない。

 と、いうか……『鏡使い』由来と思われる技以外にも、なんか……知らない技がめっちゃあるんですけど……??


 えーっと、なに、“烈空進撃(れっくうしんげき)”……?

 いや、まあ、これには思い当たるフシが一応はある。

 これはアレだ、たぶん、先日の“巨人(ジャイアント)”戦で偶然にも発動した、あの音速を超えた突進攻撃のこと……なんだと思う。

 どうもアレが、“盤上戦術(プレートタクティクス)”においては、私の技の一つとして認識されてる、ってコト、なの……かな?


 いやでも、“無相纏勢(むそうてんせい)”とか“逆流破(ぎゃくりゅうは)”とか“裂空颯刃斬(れっくうそうはざん)”とか……このへんはマジでぜんぜん知らねぇんだけど……っ?!

 マジで——知らん、何これ、怖……なんだけど。

 いやまあ、名前はなんだかカッコいいんだけどさ。

 

 ……いや、てかさ、なんか……

 いやね、なんとなーく、なんだけど……

 ……これ、私がつけた名前じゃね?

 ……って感じがするのよ。


 ——たぶんだけれど……これっておそらく、()()()()()()()()()()()()()()、ってことなんじゃない……?


 カノさん……。

 まあ……たぶん、()()()()()()、なんだろうね。

 感覚的にも……そうなのだ。わかるのだ。

 今の私は、ジョブのランクでいうなら——『刀使い』『炎使い』『雷使い』『鏡使い』の四つともが——ランク4に相当するレベルにまで成長している。

 つまり……星兵としてのランクが上がったことで、私が持つジョブのランクも、それ相応に上がっている——ということみたいなのだ。


 要するに……マユリちゃんの“盤上戦術(プレートタクティクス)”の能力には、そういう側面もあったのだ。

 TPというモノを使うことで、味方ユニットを根本的に強化することができる——という性質が。

 それは本来、星兵カードに適応されるものなんだろうけれど……今は星兵(と同列の存在)として参加しているプレイヤーの私にも、ちゃんと効果があったわけだ。

 なので、私の持つジョブの能力を——本来なら、コツコツと熟練度を上げていかないと、まだまだ到達しえない段階(ランク)にまで——TPによる強化(レベルアップ)進化(ランクアップ)により……まあ、ある意味では強制的に押し上げたのだ。

 それによって私は、自分が現状ではまだ覚えていない技ですらを……なんか使えるようになったのである。


 これは……なんというか、末恐(すえおそ)ろしいくらいに強力な特性だ。

 TPを稼ぐのはけっこう大変だけど——いや、それにしても……やばいっしょ、これ。

 てかさ、マジで——これ、技名はさ、誰が考えたのよ……?

 いや、本来は覚えた時に私が自分で考えているんだけれど……でも、今回はなんか、最初から決まってたし……

 でも、そのすでに決まってる名前が……なんか、自分で考えたような気がするというか、まるっきりそんな感じにしか思えないというか……

 ……でもそれ、怖くね? どういうことなん?

 だってさ、それってなんか……未来の私が命名した名前をそのまま持ってきたみたいな……でも、それだとマジでワケがわから——


 ——ああもう、そんなことはどーでもいいでしょ! いつまでもブチブチとうっとーしいわね……!


 え、か、カノさん?


 ——今はっ、そんなくだらないことを考えている場合じゃないでしょっ……!


 まあ、そうだけど……

 うんまあ、そうだよね。

 今や戦況もだいぶ佳境って感じだし、マユリちゃんからもなんか、私に期待してるからバリバリ活躍してください——みたいに言われたし……

 つーか、なんだったっけ? 次の私のターンが来たら、まずは“迅雷加護ラピッドサンダーブレス”とかいう新技を使って“速度(スピード)”を上げて、その次には確か、ぶんし——


 ——それよ! 一番重要なのは、それ! 他のことなんてもう、どうだっていいのよ!


 か、カノさん……

 い、いや、どうだってよくはないでしょ……ま、まあ、カノさんの気持ちも分かるけど——


 ——まさか……こんなに早くに見つかるなんてね……


 ……そうだね。


 ——……“鏡影分身(ミラーボディ)”、ですって……。


 ああ……うん。


 ——なるほど……答えは『鏡使い』だったのね。——『刀使い』ではなく。ワタシが一番に鍛えてランクを上げないといけないジョブは……


 いやあの、カノさん——


 ——ついに……ついにっ、自分(ワタシ)の体を得ることが……っ!


 …………。


 ——……ちょっと、分かってるんでしょうね? 次、ワタシたちのターンが来たら、真っ先に使うのよ。


 ま、まあ……マユリちゃんにも使うように言われてるから、使うけどさ……


 ——分身の操作は、ワタシが担当するからね……


 う、うん、出来るなら、私としてもお願いしたいところだけ——


 ——ぜったい、ね。ワタシがやるからね。


 お、オッケー。ま、任せたよ。



 カノさん——彼女はどうやら、私が思っていたよりも、よっぽど自分の体というものに執着していたようだ……。

 私から生まれたとはいえ、もはや彼女は、私とは別の人格といっていいほどに独立した存在なので……私にも分からなかった。

 まあ、短い付き合いのようで、彼女にはすでに散々お世話になっている身である私としては、できる限り彼女の意向を尊重したいと思っている。

 だからまあ、この戦いが終わったなら——その時は、可能な範囲で、まずは『鏡使い』を鍛えていってみようかな……。


 なんて——次のターンがくるまでの間に、ぼんやりと考えていた私だったけれど……

 私に余裕があったのは、このターンが最後だった。


 

【“隼鷹(ハヤタカ)”を 《[−1][1′]》に召喚!】


 そういって、私の目の前に現れた(召喚された)のは——私を乗せて軽々と飛べそうなくらいにデカい、鷹のような見た目の——星兵(サモンスター)だった。


隼鷹(ハヤタカ)イーグル】

 種類(タイプ)——「星兵(サモンスター)

 等級(ランク)——「2」

 種別(カテゴリ)——「獣型(アニマル)

 戦技(アーツ)——「烈空突撃(ソニックストライク)」「風切羽翔(ウィングスラッシャー)

 特性(アビリティ)——「迅騎一体ジョイントライディング

 ——ST(ステータス)——

 LP(ライフポイント)——「1500」

 AP(アクションポイント)——「700」

 攻撃(アタック)——「1700」

 防御(ディフェンス)——「1100」

 速度(スピード)——「3」

 射程(レンジ)——「1」

 ——FT(フレーバーテキスト)——

【音を置き去りにするほどの速度で飛べる、(ハヤブサ)のようで鷹のような鷲っぽい名前を持つ大型の猛禽類。訓練次第で人によく(なつ)くので、鷹匠ならぬ大鷲駆り(イーグルライダー)の騎鳥として、背に人を乗せ共に大空を超音速で飛び()せる】


 この——やたら(まぎ)らわしい名前の——鷹ちゃんを一目見た瞬間……私の中に、なにやらビビッと感じるものがあった。

 その気持ちに突き動かされるように、やおら鷹ちゃんの瞳を見据えると……向こうも私に目を合わせてくると同時に、コクリと頷いてくる。

 さらに鷹ちゃんは、フイッと後ろを向いたと思ったら、おもむろにその場にしゃがみこんでみせた。

 それはまるで、この背に乗れと——無言のうちに、こちらに(うなが)しているようだった。


 なので、私は導かれるままに、鷹ちゃんの大きな背中の上に乗り……二人は合体を果たす。

 ——ムッ……感じるぞっ、私と鷹ちゃんのST(ステータス)までもが、今や一体となって強化されていることを……!

 鷹ちゃんとの間に“繋がり”を感じる——今や私と鷹ちゃんは、二人で一つ。私の意思一つで、鷹ちゃんの翼を自在に動かすことも可能になっている。


 実際、鷹ちゃんの背に乗った状態で、お試しで空を少しばかり飛んでみたら……やっべぇこれすっげぇ楽しいゾ!


 一つのプレートの中という、だいぶ狭い範囲限定だったけれど——私は、自分の背に翼が生えたかと錯覚するくらいに——(おの)が意思一つで自在に宙を切り、空を飛ぶ……!


 うひょっおおぉぉ〜〜! (たっの)しぃ〜〜!!

 いやぁ〜、デッカい鳥の背中に乗って空を飛ぶの、(ちっ)ちゃい頃からの夢だったんだよなぁ〜〜!

 ——ポケなモンスのゲームをやってたら、自分もいつかは鳥ポケに乗ってみてぇなぁ……! ってなるよね、誰しもね。

 カノさんに先駆けて、私の夢も叶っちゃったな〜こりゃ、やはは。

 

 なーんて——はしゃいでいられたのも束の間……

 ——マユリちゃんが私に鷹ちゃんをあてがったのは、別に私の夢を叶えるためでもなんでもなく、あくまでも私のST(ステータス)(なかでも特に“速度(スピード)”)を上げることが目的であり……それはひとえに、私というユニットをさらに活躍(という名の酷使)させられるように、という思惑(おもわく)があったからなので……

 それからの私は、ひたすらに動き続けることになった——。


 空を飛んで遊んでたら、すぐに自分のターンが来たので——私は行動(ターン)を開始する。

 

 まずは“迅雷加護ラピッドサンダーブレス”を使って、自分の“速度(スピード)”を上げる。

 雷の力を我が身に宿したことで——鷹ちゃんと合体してすでに上がっていたところから、またさらに——自分の“速度(スピード)”がグンと上がったことを実感する。

 ——しかし、これはスゴイ……単純に“速度(スピード)”のST(ステータス)が上がっただけじゃない、あらゆるスピードが向上している……!

 ——体を動かす速度はもちろん、神経伝達、反射神経、そして思考の速度すらも……!

 これにより、私の“速度(スピード)”は——鷹ちゃんとの合体による強化分も合わせて——「9」という驚愕の数値になったので、“迅雷加護ラピッドサンダーブレス”を使った分を引いても、最大であと七回行動できる。


 間髪入れずに——なんせカノさんがやたらと急かすので——続いて私は“鏡影分身(ミラーボディ)”を発動した。

 すると、私のいるプレートのすぐ隣のプレートに、私の全身がまるごと映るほどに巨大な鏡が現れる。

 そして、その鏡の中より——鏡面を通り抜けて——現実(こちら)の世界に現れたのは……私そっくりだけど、私ではない、もう一人のワタシである……“彼女”。

 ——ふむ……ぶっつけ本番で“彼女”の意識を分身に移せるのか試してみたけれど……どうやら成功したようだ。

 ——今の私の中からはすでに、“彼女”の存在がいなくなっている……その空白を、強く感じる……。

 その“彼女”の後ろからは、つい先ほど私と合体した相手である鷹ちゃんも——少し窮屈そうに身を縮めながら——鏡から出てくる。どうやら、合体した状態で使ったら、合体中のユニットもまとめて分身できるということらしい。


 直線距離にして、ここからおよそ百メートルくらい離れた隣のプレートの中心付近にて——()()()()()()から現れた、“彼女”。

 “彼女”は……しばらくの間、自分の体を——まるで確かめるように、各部をゆっくりと——動かしてみたり、周囲を見渡したり……かと思えば、おもむろに深呼吸をし始めたりしていた。

 (はた)から見ていても、それらはなんら特別なところもない、まるっきり普通な動作で……ゆえに本来なら、何一つとして特筆することのない行動でしかなかった。


 しかしそれは、“彼女”にとっては、生まれて初めて(おこな)う“動作”というものであり……今までの“彼女”は、そんな当たり前の行為すらをできない境遇にあった。

 だからこそ……自分の意のままに動かせる体があるという、そんな当たり前のことを、“彼女”は熱望していたのだ。

 そんな“彼女”が——おそらく、気持ちの上では、長年の悲願を叶えたくらいの感覚なのかもしれない彼女が——今いったい何を思い、どう感じているのか……

 これまでの私たちなら、お互いに伝えようとする必要すらなく“知って”いたそれも……しかし、今の私には分からない。

 だが、しかし。

 それはまさしく、“彼女”が“彼女”として……つまりは、一人の独立した人間として、この世界に産声を上げた瞬間だった。


『……ある意味では、これも、“初めまして”——と言うべき状況なのかしらね』

「……そうだね、確かに」


 念話とも、モノローグとも違う——肉声による通信——確かにそれは、初めて聞く声だった。


 そう、私はこの時、長らく自分の頭の中にしか存在していなかった“彼女”——カノンさんと、初めて()()として相対することが叶ったのだった。


『じゃあ、改めてよろしくね、ワタシ——ではなく、ライカ』

「うん、よろしく。カノン……さん」

『……よろしい』

「……」

『ふん……何を考えているのか知らないけれど——でも、まあ、いいわ。アンタの考えていることが分からないというのも、案外、悪くないものね……初めて知ったわ』

「……まあ、その、オメデトウ」

『ふふ……ええ、ありがとう』


 と、そんな、初めての“会話”をカノさんと交わしたりしつつも——


【カガミンを想う 友の気持ちが 彼女を癒す……】

【カガミンのAPが回復した!】


 私のAPが無くなりかけていることを察した藤川さんが、私のAP((MP))を回復してくれたので——私は続いてもう一度、“鏡影分身(ミラーボディ)”を発動した。


【カガミンの “鏡影分身(ミラーボディ)”!】

【《[−1][0′]》に “分身体(アバター)B”が現れた!】


 さっき分身を出した方とは反対側に、私の二体目の分身(と、セットの鷹ちゃん)が、先ほど同様に鏡の中より現れる。

 しかし、新たな分身は眠ったように目を瞑ったままで——目を瞑ったまま鏡から出てくると——そのままその場に立ち尽くしてしまい、それきり微動だにしなくなる。

 そう、この分身は本来はそんな感じで、私が遠隔で操作しないと動かないのだ。

 まあ、操作といっても、意識を乗り移らせて操るので、ほとんど自分の体と同じように操作できるのだけれど。

 ——ちなみに、分身の操作中は逆に、私の本体の方が休眠停止状態(スリープモード)になるらしい。

 とはいえ、分身を操作できるのは、基本的には分身のターンが来た時だけなので、今はまだ動かせない。——通常なら。

 しかし……


【カガミンは 《[−1][0′]》の“分身体(アバター)B”とLK(リンケージ)した!】

【“分身体(アバター)B”が 目覚める!】


 LK(リンケージ)を使ったことにより、私は分身体の体に意識を移して行動させられるようになった。

 そう、分身体は別のユニットなのだが、しかし私の作り出したものでもあるので、LK(リンケージ)を使うことで私のターンに動かすこともできるのだ。

 ——ちなみに、ここでいう“行動”とはTAC(タック)を消費する行動のことなので、カノさんのようにただ分身体の体を動かしたりするのは“行動”には含まれない。

 私は分身体の体を動かして——というか、一緒に分身した鷹ちゃんの背に乗って飛んで——そのまま隣接するマスに“移動”する。


【“分身体(アバター)B”は 《[−1][0′]》から《[0][−1′]》に移動した!】


 これでよし。

 そこで私はLK(リンケージ)を解除して、自分の体に意識を戻す。

 

【カガミンのターンが終了しました】


 ふう……結局、ほぼ分身を作るだけでターンが終わったね。

 とはいえ、これで——分身も含めると、私は味方のすべてのユニットと隣接したマスにいることになる。

 なので以降は、すべての味方の“行動”に対してLK(リンケージ)できるようになった——ということなのだろう。


 まあ、このLK(リンケージ)については、私もついさっきランディから説明を受けただけなので、まだ完全には理解できていない感じなのだけれど……

 でも、おぼろげながらも——彼女の言っていることが事実なら——とんでもないことになるだろうな、ということは分かった。


 そして事実——私はそれからの進行によって、LK(リンケージ)の凄まじさを実感することになった。


 LK(リンケージ)とは——簡単に言えば、隣接するマスにいる味方の“行動”に便乗して、自分も“行動”することができるようになる、というコマンドだ。

 これの利点は、自分のターンが来ていなくても“行動”できるという点にあり、それは“盤上戦術(プレートタクティクス)”にとっては、極めて重要な意味を持つ。

 なぜなら、LK(リンケージ)を上手く使えば、味方の行動回数を圧倒的に増やすことができるということなので……それによる戦術的効果は計り知れない。


 ただし当然、LK(リンケージ)を使うことによる弊害も存在する。

 LK(リンケージ)による“行動”は、通常より多くのAPを消費することになる。

 本来ならAPを消費しない“行動”にもAPを消費するようになるし、APを使うものは必要なAPが増加する。

 しかし、それを差し引いても、行動回数が増える恩恵は絶大だった。


 さらに——これはもう、バグというかチート技か何かだと自分でも言わざるをえないのだけれど……私の場合は、LK(リンケージ)による“行動”を終えた後にも、なぜか“特性(アビリティ)”の効果が発動することが判明した。しかも()()

 これがどれだけとんでもないコトなのかは、きっと私以上にマユリちゃんが重々承知しているのであろう……。——シャイニー(いわ)く、それを知った彼女の驚きようは、ちょっと尋常じゃないレベルだったらしいし……。

 とはいえそのおかげで、私はLK(リンケージ)によるAP消費増大にも対応することができた。


 しかし、それ故に私は……これ以降は常に、自分のターン以外にも、味方のターンが来るたびに毎回LK(リンケージ)して“行動”するハメになってしまい……

 まあ、つまりは、休む暇なく死ぬほど働かされることになったのである……。


 

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