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盾兵の受難

「はあ」


モンスター退治に行く前からすでに意気消沈しているロック


「アレクにああは言ったけど、やっぱり転職を考えた方がいいのかなぁ?」


防御寄りのジョブでは食っていけないのは承知の上ではあったが


やはり生きていくためには時代の流れを読んで攻撃もしくは素早さ特化のジョブに転職するべきなのかと


早くも挫折しそうなロックなのであった


「おっと、わりぃなってなんだよ盾兵かよ」


「ああスミマセン」


こういうことも多々ある


ジョブは人によって羨ましがられたり尊敬されたりする


なので逆に奇異な目で見られたり、鬱陶しく感じられることもある


「はあ」


これからモンスター退治するのにこんなことがあるから


モチベーションはだだ下がりなのである


「とりあえず、今日の分と出来れば明日の分を確保しなくちゃ」


そういって、自分を鼓舞する


因みにロックの所属するギルドはカルタットという町のギルドで、初級冒険者から中級冒険者、時には上級冒険者が派遣されることもある 


ランクで言えば初級F~E 中級D~B 上級A~S

となっている


もちろんロックは最低ランクのFである


やって来たのはただの草原


ここでは初級冒険者が戦いの基礎を学ぶ為に日夜努力する場所である


「ふう、さてと」


目の前にはスライム


「セイッ」


シールドを叩きつける


グチャ


つぶれるスライム


テテテテーン


スライムを倒した


「違う!!」


全く達成感も爽快感も無い


しかし、何だかんだでこの男シールドバッシュを1日に一回以上発動してるため

熟練度はかなり高いのだ


補足しておくと熟練度はスキルの使用回数に応じて上昇し、威力や補助効果が期待される


「でもなあ」


そうあまりに見映えがない


チラッ(¬_¬;)


ドゴーン!!


「おっしゃあ!この調子なら中級に行けるぜ!」


他の子達は派手な技で次々と先に行く


それに比べて


「はぁ、やっぱり転職すべきかなぁ?」


こうして、ロックは今日の分を稼いでカルタットのギルドに戻るのであった

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