私に出来ること
私は家の中からマイケルたちの戦闘を見守っている。サム王子の手下である兵士たちが多い。私はこの状況にまたガクガクとなる。私は今はこの乙女ゲームの破滅の入り口にいるのだ。どうしてこんなことに? 私はただマイケルたちの戦闘を見守るしか出来ない。でも、私、このままでいいの? 私は悪役令嬢、ヴィクトリア。私のせいでこの戦闘が起こっている。私は涙が止まらない。もう、イヤよ! こんなことになるなんて! 私、このまま破滅するのかしら。本当に私このままでいいの? マイケルはいつも私を守ってくれた。私はこの乙女ゲームの世界ではまだ12才の公爵令嬢。戦いなんてわからない。どうしたらいいのかわからない。でも、このままだとマイケルたちを失うことになる。そんなのはイヤだ。私は思えばいろんな人々に守ってもらっていた。だから、今度は私が誰かのために戦わなければならない。私は泣くのをやめた。私、決めたよ。やっとわかった。私はこのままこの乙女ゲームの世界で破滅したくない。私、マイケルたちのために戦わなきゃ! 私はお父様とお母様に止められるも、私は戦いの意志を示した。私は家から外に出る。そこは戦場。私は両手を前にしてゴースト術を使い、サム王子の手下たちの兵士ひとりひとりの息の根を止めていく。
続く




