サム王子のいろんなウワサ
今日は貴族学校の教室にいる。私はハンナと一緒にいる。サム王子のいろんなウワサが流れている。私はハリーの作戦がうまくいったのだなと思う。今日はサム王子が貴族学校に乗り込んでこないから、やっぱり私のことどころではなくなっているみたいね。ふう。私はどうやら破滅を避けれたみたいね。
ところで、ハンナは複雑そうな表情だった。それもそうよね? ハンナはサム王子のことが好きだ。けれども、サム王子は私のことを好きなのである。私はサム王子のことはどうでもいいんだけど。ちょっとハンナが可哀想かしら? でも、サム王子は手下を使って悪事をしているみたいだし。ふう。これは仕方ないわね?
私はと言うと安心している。私は衛兵のマイケルのことが大切だから。それにしても、いったいハリーはどうやってサム王子のウワサを流しているのだろう? ハリーの中身は私と同じように転生してきた女性。うーん。ハリーの中身の女性が誰なのかがわからない。私はこの乙女ゲームの世界の内容を思い出せない。ハリーの中身の女性はこの世界のことを知っているらしい。うーん。とりあえずは大丈夫だよね。
続く




