表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/90

美少年、ハリー・バイアス

「ボクはハリー・バイアスです。貴女の名前は?」

 えー!? うそー!? めちゃくちゃかわいいんですけど!? あ、ヤバい、鼻血が出そう。うふふ。

「私はヴィクトリア・ダイヤです。うふふ」

 いかん、鼻血が出てきた。あれ? でもこんな男キャラっていたかしら? うーん、どうやっても思い出せない。しかし、この美少年はたまりませんわ。ふう、落ち着け私。破滅をなにがなんでも避けるのよ。

「大丈夫ですか? 鼻血が出てますよ?」

「あらー? 大丈夫ですよ? いやー、ハリーを見ていたら鼻血が出てきたのです」

 うーん、落ち着け私。思い出せない乙女ゲームの男キャラ。いかん、鼻血が出ている。って、なんだかフラフラしてきたわ? あれ、私、倒れちゃったみたい。気付けば私はとある部屋のベッドで寝ていたようだ。うーん、あの美少年ハリーはたまりませんわ。うーん、また会いたいわね? でも、あんな男キャラっていたかしら? さて、起きようかな? って、あの美少年ハリーが同じベッドで横になって寝ているだと!? え? 私は今どういうわけなのかわからない。しかし、この美少年ハリーはスヤスヤと私の横で寝ているだと!? いやん☆ かわいいけど、意外と大胆なのね?! 私、ひょっとしたら、お持ち帰りされたのかしら?

「大丈夫か!? ヴィクトリア!」

 え? は? ちょ? なんでジョンとアランが部屋に入ってきたの? は!? まさか、これは破滅への第一歩なのかしら!?

「ジョンとアランのバカ! って、ここはどこよ!?」

「バカはヴィクトリアの方だよ!? ここは貴族学校の保健室だよ!?」


続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ