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二人の時間

 私は貴族学校から帰って自分の部屋に。話の続きだけど、ハリーの予想ではこうだ。サム王子は私のことが好きで、サム王子にとっては私が誰かと付き合っているのが邪魔な存在。そこにメイドのランがマイケルのことをたぶん好きらしい。マイケルと私は恋人同士。メイドのランは誰かに密告して、私たちの関係をばらそうとする。そうすればサム王子はなにもしないわけがない。サム王子がマイケルを消そうとする。そして私は破滅をしてしまう、らしい。これらはハリーの予想だけどね。うーん。乙女ゲームの悪役令嬢になっている私だけど、全く先が読めないわ。その衛兵のマイケルは今私の目の前にいるけどね。

「ヴィクトリア様? どうかしましたか? 考え事ですか?」

 うーん。このマイケルは私の大切な人。マイケルはかなり剣の腕が強い。だから、そうそう消されるとは思えないんだけど。うーん。けれども、ハリーの予想がもしも当たったら? 私はなんとかしてマイケルを守りたい。

「ヴィクトリア様? 聞こえていますか?」

「ふん!」

 私はわざとツンツンした態度をする。マイケルのこと、好きだけどね。私はこんなにマイケルのことも考えている。でも、マイケルはやっぱり性格がかたいのだ。

「ヴィクトリア様、キレイな髪をしていますね」

 そうマイケルは言いながら私の髪をそっと撫でた。もう! マイケルったら! 時々そうやって積極的になるのは反則でしょ! あー、私、キュンとしている。


続く

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