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子ども扱い?

 今はマイケルの顔をじっと見ていたい。私のドキドキが止まらない。私はマイケルを大切に思ってきたつもり。私はこの乙女ゲームの世界に転生して、よく内容を思い出せない。けれども、私は悪役令嬢で破滅はしたくない。今は、そういう全てのことを忘れて、ずっとマイケルの顔を見ていたい。好きよ。マイケル。あなたが衛兵だろうが、私が令嬢だろうが、そんなのは関係ない。マイケル、私はあなただけを見ていたい。

 すると、マイケルが私の頭をなでる。私は顔を真っ赤にしてしまう。マイケル、何するのよ!? 私のこと、子ども扱いしないでちょうだい? 確かに私は12才の悪役令嬢だけど、そんな頭をなでるぐらいで私が嬉しいと思うとでも? でも、本当は嬉しい私。マイケルのバカ。私のこと、マイケルは何も知らない。でも、マイケルは私の大切な人なの。だから、マイケル。今は私の頭をなでてちょうだい。なんだか安心するの。

「ヴィクトリア様、メイドのランは何かあったのですか?」

「はあ、マイケル? それはあなたがよーく考えてちょうだい?」

 うーん、マイケルって真面目だからか、女性のそういうところを全くわからないのね? それならば、よく令嬢の私とこういうことが出来るわね? まあ、こういうことって言っても、私が頭をなでてもらっているだけだけどね? 今は私の心の落ち着きを感じる。マイケルにしては、子ども扱いのつもりなのだろうけどね?


続く

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