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女子力というより男子力?

 私はジョンとアランの肩に腕をまわす形で笑顔でハンナに「私たちは味方だよ?」と言った。まったく、あぶないところだったわ。もしも、ジョンとアランが、ハンナにイジメをしていたら、私は破滅に巻き込まれていたかもしれない。それにしても、どうしてジョンとアランがこんな行動に出たのか? まったくわからない。しかし、この私の行動で破滅から遠ざかったに違いない。ふう、本当にあぶないところだったわ。

「味方? え? そうなのですか?」

 え? なんだこのハンナの反応は? ちょっと怖がっているような反応。てか、私はジョンとアランの肩に腕をまわすとか、これは女子力というより男子力? ちょっと待って? この状況をどうしよう? まるで、裏を返せば、私たち三人でハンナをビビらせているみたいじゃない? し、しまった!? 私は破滅したくない! ああ、私って本当に失敗したね? なんてこった!

 すると、ジョンとアランはどこかに行く。え? なになにー? 私はやっぱり悪役令嬢なのかしら? このまま、どうやっても破滅を待つ身なのかしらー? どうしよう、私とハンナが固まっている。いかん、この状況をどうにかせねば。えー、とりあえず?

「ハンナ? 私は貴女の味方だよ?」

「え? は、はい」

 そして、私はダッシュでジョンとアランのあとをついて行く。あーもー! なんなのかしら! 私がまるで悪いみたいじゃない!? くう! 破滅したくない! くう! なんてこった!

 とりあえず、私はジョンとアランにさっきのわけを聞くつもりだ。いかん、変な汗が出てくる。しかし、やっぱり、さっきの私の止め方は、女子力というより男子力でした。あーもー! なんなのかしら!?


続く

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