表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/90

サム王子の復讐?

 今は貴族学校の教室にいる。私はマイケルのことをぼんやりと考えている。夢を見ているような気分がする。私は自分の両手を見つめる。こんな私でも、あの人を守れるならば、と思う。マイケル、私はあなたから言ってもらえた言葉を思い出している。マイケル、私はマイケルのことが好きなの。

「ヴィクトリア? ちょっといいか?」

 私は声の方を見た。ジョンとアランだ。なんなのかしら、私は特になんとも思っていない。

「この間は悪かった、ごめん」

「ちょっと言い過ぎた」

 え? ジョンとアランが謝りに来たのかしら? まあ、別になんとも思っていないけどね。

「えっと、私は別にいいよ? あんまり気にしていないし」

 私はニコニコしてジョンとアランにそう言った。二人も笑顔になって、私たち三人で笑い話をする。なんだろう、友だちっていいなあ。私は楽しいと感じている。前のように三人で楽しい時間が過ごせるって嬉しい。ジョンとアラン、ありがとう。

 けれども、私の視界に、サム王子がちょっと離れたところに立っている。あれ、なんでサム王子が貴族学校にいるのだろう? なんだか、ちょっと怖い表情をしているサム王子。私は嫌な予感がした。


続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ