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第5.5話 歓迎会

こんにちは、お久しぶりです。

忙しい……今回はエピソード的な感じです。

歓迎会の中で話してた内容なので本編とはほぼ関係ないですが、読んでいただけたら嬉しいです。

「おう、楽しんでるか?」

「ええ、食事も美味しいですし、皆さん話しかけてくれるので」


 バルドは食事をし始めたその時から、酒をガブガブ飲んで、みんなに囲まれて楽しげに談笑をしていた。

 バルドさんのが楽しんでると思うんだけど……


「これで本格的に《アルスター》の一員という訳だ。これからはギルド同士のギルドマッチに参加出来るようにビシバシ鍛えていくからな」

「は、はい。お手柔らかにお願いします……」


 そんな話をしていると、アルクはまだ子どもの感じが抜けきっていない、アルクと同じくらいの少年に話しかけられた。


「こんばんは、アルクさんですよね? 新入りのジルです、よろしくお願いします」

「あ、こんばんは。アルクです。よろしくお願いします」


 この人も新入りなのか……年も近いと思うし仲良くしたいなぁ。


 アルクはまだ15である。周りの大人の友達(?)もいいが、同い年の友達も欲しいところだろう。


「丁度同じくらいの時期にアルクとジルが入ったんだったかな。ジルは18だが、エース曰くこの年で即戦力らしい。アルクもすぐ追いつけるようにビシバシ(以下略」


 あっ、同じ10代なのに実力差は歴然のようだ……頑張ろう。


「あぁ、あともう1人入ってきたぞ。アルクとクロムの1歳上の女の子だ。エースのやつはロリに目覚めたらしい。16歳の女の子を引っ張ってくるってどうやってやるんだか」


 アルクとジル、そしてこの場にいなかったガルムが反応する。年頃の男の子だから仕方ないよね。


 奥の方からエースが明らかに酔った様子で俺たち方に詰め寄ってくる。


「誰がロリコンだ。誰が。お姉さんの方が入る時に条件で妹を入れてくれと言ったから、入れたんだ」

「ほぅ? 可愛いのか?」


 意外だ、師匠は女性にそんな興味あるように見えなかったんだが。女性のことについて話してるとこを見たとこない。

 まあ一緒に過ごしてる期間もそんな長くないから、わからなくて当然なのだが。


 どう反応していいか分からなかったので、とりあえず聞きたかったことを聞いてみる。


「えっと、その女の子は今日来てないんですか?」

「一旦故郷に戻ってから後日、姉と一緒にこの街に来るそうだ」


 アルクにとって同世代の存在は非常に嬉しい。

 同世代のギルドメンバーは同性ですら少ないのだ。他のギルドを見渡しても、もちろん少ない。


「さあ、そろそろお開きだな〜」


 エースが言うとみんなで片付けを始め、みんなゾロゾロと帰宅を始めた。


 アルクはバルドと共に外へ出る。

 あの女暗殺者に襲われて以降、家まで送って貰っているからだ。


「歓迎会ありがとうございます、エースさん」

「おう、これからよろしくな。期待してるぜ」


 エースさんにお礼を言って、帰路につく。

 ジルやガルムといった同世代のメンバーと肩を並べられる日を夢見て、また次の日も鍛錬に励んでいく。

今回は随分空いての更新で、少しだけになってしまいました。

申し訳ないです。

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