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プロローグ
ある一枚の写真を見つけた。
そこには私と見たことのない男の人が楽しそうに笑いあって写っていた。ここで私はやっと気がつく。
あの人がついた優しい優しい「嘘」
その反面、とてもとても残酷な「嘘」に。
記憶の欠片が、パズルのように繋がっていくのがわかる。
私の感情が悲しみから憎悪、そして怒りに変わって……最後にでたのは笑い声だった。
まるでテレビの悪役のような笑い声。
悪役か……今の私にはぴったりかもしれないな。
こんな状況なのに、私はひどく冷静にそんなことを考えていた。
だってそうでしょ?私はあの子の偽物でしかないのだから。
それならやることはただひとつ。
「私が完璧なあの子になればいい」
簡単な事。あの子を見つけ出して、私の手であの世に葬ってあげればいい。
「……………あは………フフフ…………アッハハハ!」
私は狂ったようにひとしきり笑って、あるものを持ち部屋をあとにした。
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