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1分で読める短編シリーズ

ペットボトル

作者: 優木貴宏

暑い日だって寒い日だって人は水分を求める。


だって、水分をとらないと生きていけないのだから。


「しっかし、暑いなー」


彼は帰り道の自動販売機で買ったジュースのペットボトルに口をつけながらそう言った。


夏なんだから暑いのは当然だ。


そんなことを思いながら私も別に買ったペットボトルを開けようとしたが、汗で滑ってしまい口が空いたペットボトルが地面を転がっていく。


「あーあ、もったいない」


彼はそう言うが私はショックで言葉も出なかった。


喉が乾いてどうしようかと迷っていると彼が「ん」といいながらでペットボトルを渡してきた。


彼から受け取ったペットボトルに口をつけて水分をとる。


しかし、ドキドキしてもっと喉が乾く。


間接キスなんて気にしないかのように渡してくるからいけないのだ。


彼が悪いのだ。


だから、私は彼に間接キスされないようにペットボトルの中身を一気に飲み干す。


水分と彼の気持ちを補給してまた今日もいつもと同じ道を二人で帰っていく。



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