プロローグ
今となってはあまり聞かない【怪盗】
アナタは怪盗をどのように思っていますか?
異能力者…この言葉が知られるようになったのは、何時頃かも定かではない。また、どんな異能力が存在するか,何人の異能力者がいるかなんて、全くもって想像できない。【異能力】とは、普通の人間じゃ出来ない魔法のような特別な能力。ある者は火を操り、ある者はテレポートができた。
しかし、異能力者も人間。見た目はごく一般人だ。なので、異能を見るまで区別はできない。
異能力者を正義というものもいれば、何時何が起こるか分からないと、人間兵器の様に言う者もいた。
そしてその【異能力】を世間に多いに広めた怪盗団がいた。その名は______カルテット・エイム
pm.7:45
大きくて綺麗な満月の夜。
ここ、大都市で行われる【ポワードシェルフ・ダンスパーティー】には、数多くの来賓,来客が集まっている。
今日のパーティは名前の通り、セレブの国とも言われるポワード国がセッティングしたダンスパーティーである。しかし、それだけではない。今日はポワード国の有名な『ポワードシェルフ・ティアラ』が出展される大事なパーティーだ。
とても貴重なティアラで、なかなか他の国には出展しないとの事。しかし、今回は日本の天皇も参加するとの事で、特別にティアラの出展が許可された。
pm.8:00
パーティーの始まり。
優雅なクラシックと共に、多くの人が踊りだす。
七色のステンドグラスから月明かりが差し込み、床が七色に輝く。
天皇陛下も上機嫌の様だった。
pm.9:00
今回のパーティーのメインプランとも言える、ポワードシェルフ・ティアラがお披露目された。
会場の真ん中に置かれ、美しく七色に輝く。
ずっと見ていたい……
そう思った時だった
ヒュオオッっと音を立てて、多きなステンドグラスの窓が、ゆっくりと開いた。皆がステンドグラスに注目した。
そこに立っていたのは…
「うっひょ〜!あれが噂のティアラッスね?」
不気味に笑い
「これも主のご意思…………」
服を風になびかせて
「お邪魔しますですっ!!」
マスクやシルクハットをかぶった
「さぁ、パーティーを始めよう」
_____怪盗達のだった_____