表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/101

二十八皿目、 ――舞台袖或いは物語のB面 1



――例えば竜がいるとして、どうやってそれを探すんです?


――簡単なことだよ。竜の存在する場所は因果律が歪んでいる。

   時間や空間が、僕達のよく知っている法則を取れなくなっているのさ。


――つまり?


――つまり、竜とはこの世界の法則に従わない巨大なエネルギー。

   コレを使えば見つけ出すことができる。


――それは何です?


――針だよ。見て分かるだろう?但し純金製。


――金?


――どうやら、“こちら側”の物質では金が一番“あちら側”と相性が良いみたいでね。


――“あちら側”……竜の世界?


――ご名答。その針は、一度行って戻ってきたんだ。

   だからほんの少し、向こうの世界の影響を受けている。


――送ったんですか!どうやって?!


――融合炉の真ん中で……まぁそんなことは重要じゃない。

   とにかくその針は、あちら側のものに反応して方向を指し示す。

   感度はそれ程高くないけど、竜程の大物なら見つけ出せる筈だよ。


――それは凄い。


――ただね。


――何です?


――問題は、孵らないと使えないことなんだよねー。

   卵の状態だと反応しないんだ。


――駄目じゃないですか!!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ