表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/90

青い色の兄妹


いもうとは

たくさんの イノチのケハイを

感じることができました


いもうとは

おにいちゃんの 中をながれる

ふしぎな色を 見ることが

できました。


ちいさなころは

あたたかくて

やさしい色でした。


でもおにいちゃんが


キキードカン!


ジコにあった日から

イノチの色は べつの色に

かわってしまったのです。


いもうとは こわくて だれにも言えませんでした。


だって 色がかわったお兄ちゃんは

本当に おにいちゃん なのか

わからなくなってしまったから。


きょうだいは オトナになることを

楽しみにしていました


でも いきどまりになってしまいました


いもうとは おにいちゃんを守りたかったけれど

お兄ちゃんは いもうとを守ろうとして

前にすすんでしまうのです。


そして いもうとは知っています。


色のかわったお兄ちゃんは

じぶんのために カンタンに


シんでしまうかもしれないことを


それが いもうとの 本当のこわさでした。


ボウシを かぶったおじさんは 言います


たくさんのオトナたちが

じぶんのすきなことをするせいで すべてをうしなったんだよ


きょうだいは知らなかったのです。


こどものころは

ともだちのオモチャを こわしても

ごめんなさいの ヒトコトでなおりました。


オトナはそうじゃありません。


バン バン ドカーン


いっぱい

いっぱい

おおきな

おおきなオトをさせて

みんなをバラバラにして ようやく なおりました


そして きょうだいも

おおきなオトのなかに まきこまれていきます


いもうとは おにいちゃんの色が

また変わってしまうのではないかと おそれます


お兄ちゃんは いもうとのために

じぶんのイノチを カンタンにすててしまうから


ふたりは 手をとりあいました

でも お目めは べつのままでした


だって いもうとは

変わった色のむこうに

本当のおにいちゃんをさがしているのに


お兄ちゃんは

いもうとを守るための色に

なろうとしているから


そして いもうとは知っています。


色のかわったお兄ちゃんは

じぶんがカンタンに


コロせてしまうかもしれないことを














(o l v l o)<ナイフはどこだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ