青い色の兄妹
いもうとは
たくさんの イノチのケハイを
感じることができました
いもうとは
おにいちゃんの 中をながれる
ふしぎな色を 見ることが
できました。
ちいさなころは
あたたかくて
やさしい色でした。
でもおにいちゃんが
キキードカン!
ジコにあった日から
イノチの色は べつの色に
かわってしまったのです。
いもうとは こわくて だれにも言えませんでした。
だって 色がかわったお兄ちゃんは
本当に おにいちゃん なのか
わからなくなってしまったから。
きょうだいは オトナになることを
楽しみにしていました
でも いきどまりになってしまいました
いもうとは おにいちゃんを守りたかったけれど
お兄ちゃんは いもうとを守ろうとして
前にすすんでしまうのです。
そして いもうとは知っています。
色のかわったお兄ちゃんは
じぶんのために カンタンに
シんでしまうかもしれないことを
それが いもうとの 本当のこわさでした。
ボウシを かぶったおじさんは 言います
たくさんのオトナたちが
じぶんのすきなことをするせいで すべてをうしなったんだよ
きょうだいは知らなかったのです。
こどものころは
ともだちのオモチャを こわしても
ごめんなさいの ヒトコトでなおりました。
オトナはそうじゃありません。
バン バン ドカーン
いっぱい
いっぱい
おおきな
おおきなオトをさせて
みんなをバラバラにして ようやく なおりました
そして きょうだいも
おおきなオトのなかに まきこまれていきます
いもうとは おにいちゃんの色が
また変わってしまうのではないかと おそれます
お兄ちゃんは いもうとのために
じぶんのイノチを カンタンにすててしまうから
ふたりは 手をとりあいました
でも お目めは べつのままでした
だって いもうとは
変わった色のむこうに
本当のおにいちゃんをさがしているのに
お兄ちゃんは
いもうとを守るための色に
なろうとしているから
そして いもうとは知っています。
色のかわったお兄ちゃんは
じぶんがカンタンに
コロせてしまうかもしれないことを
(o l v l o)<ナイフはどこだ




