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理系かれしと文系かのじょ  作者: 朝陽侑茉
1/1

恋のはじまり?

アンチ・批判はやめてください。心のこもった応援メッセージは受け付けております。初めての小説なので読みにくい部分は多々あると思いますが暖かく見守ってもらえると嬉しいです。


心無い評価はおやめください。高評価よろしくお願いします。

これは君と私の恋の物語


プロフィール

理系彼氏

一ノ瀬 快《いちのせ かい》

最難関大学2年生 嘘がつけない正直者 えるの事が気になっている


文系彼女

小花衣 える《こはない える》

人気高校に通う2年生 少し泣き虫だけど頑張り屋 たまに爆発する 


理系友達

月城 瑠伽《つきしろ るか》

琉生の同級生で同じ大学に通っている えるの相談を聞いている 琉生の親友


文系友達

碧山 七瀬《あおやま ななせ》

えると同じ学校に通う同級生 相談を聞きあう大親友 3年間ずっと同じクラス


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これは私が高校2年生の春ごろのお話。これから琉生くんに会うまでの話をしようかな。高校1年生の頃、久しぶりの彼氏ができたの。別れた原因は向こうの浮気。高校1年から私の黒歴史を作ってくれた。本当に最悪だった。そして、時は過ぎ私たちは高校2年生になった。

「ななせー彼氏ほしい?」

「うーん要らないかな。男のこと信用できないし、作る気ないよー」

「ななせはそーだよね」

「どーして急に彼氏なんて欲しいの?」

「もう高校2年だし、そろそろ欲しいなーって。うちの高校じゃない人で」

「バイトしてるんだから、バイト先で見つけなよー」

「そーする」

いつもと変わらないくだらない話を昼休みが終わるまで永遠と続ける。その日の放課後にバイトが入っていた。気になる一ノ瀬くんと一緒だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おはようございまーす!」

「おはよう、えるちゃん。今日も元気にかわいい笑顔でがんばってね。お疲れ様。」

「はい!お疲れさまでした。」

いつものようにバイト先の上司に挨拶し、バイトが始まる。

「おはよう、えるちゃん。今日も元気だね」

「おはよう、一ノ瀬くん。元気だけが取り柄だからねー」

待って今日の一ノ瀬くんかっこいい気がする。それに一緒のシフトだからいつも以上に元気だし、頑張っちゃうよね。目の保養だわー

「小花衣ちゃんと一ノ瀬くんいる?」

「はい」「どーしたんですか?店長」

「2人に頼みたいことがあるんだけどいいかな?」

「なんですか?」

「2人が新作の試食係になってほしいと思ってる。男女で感じ方が違うと思うし、新作完成とシフトが被ってるのが2人しかいなくて頼めないだけど、引き受けてくれないかな」

「わかりました、俺はやります。えるちゃんはどーする?俺が嫌だったら無理しなくていいよ」

「引き受けます。」

「ありがとう!試食の時は、好きなドリンク飲んでいいからね。お礼としてお金は払わなくていいからね」

「やったー!ありがとうございます」

「ありがとうございます」

こうして2人だけの特別な仕事が決まった。勿論、学校優先だけど

「店長に呼ばれてたけど、える何かやらかした?」

「なんもしてないよー雫。一ノ瀬くんと新作の試食係をしないかって言われたから、引き受けてきた」

「いいなーイケメンと閉店後のカフェでお茶とか。推薦したのうちだけど」

「推薦しなくていいのに。他のスタッフの恨み買いそうで怖いのに」

「因みにここの女子はみんなえるを推薦したよ」

雫から衝撃のことを聞いてしまった。雫は同い年だけど高校が違うバイト仲間。みんな試食係のことを聞いていたようだった。一ノ瀬くんと挨拶くらいはできるけど、閉店後に2人で新作食べるとか気まずいよーそれに断りにくかったし。新作につられた自分も悪いけど。

「次の新作出来たから食べてほしい。閉店後だから、私服でもいいし制服でもいいからねー」

店長が声をかけてきた。新作を聞いけど後でのお楽しみらしい。うちの店は毎月新作を出すのにネタが尽きない。だから人気なのだろう。

「2人ともお疲れ様。これが次の新作の苺タルトだよ。感想や改善点、気づいたことをこの記録用紙に書いてファイルに入れたら帰っていいからね。意見楽しみにしてるよ」

そう言い残すとさっさと帰ってしまった。

「じゃあ、食べよっか」

「うん」

2人で食べ始めて少したってから一ノ瀬くんが口を開いた。

「えるちゃん、俺と一緒で嫌じゃない?あの雰囲気で断りずらくて引き受けたりしてたらごめんね」

「そんなことないです。新作を人より先に食べれて意見を出せるってなんかいいじゃないですか。それにホントに苦手な人なら断ってます」

「それなら良かった。これを機に仲良くしてもらえないかな?勉強とか教えるし」

「こちらこそよろしくお願いします」

「じゃあ、敬語をやめて欲しいな。2人の時だけでいいから」

「わかった」

「ケーキの評価をつけながら勉強するなんて器用だね」

「明日化学の小テストなんだけど、出来ないから持ってきたの」

「もし良かったら教えようか?教科書みていいなら教えれるよ」

「教えてください。お礼は何がいい?ご馳走するよ」

「いいよ。これくらい」

こうして勉強を教えてもらいながら試食する時間が始まった。

「一ノ瀬くんって眼鏡かけるんだね」

「勉強の時だけね。先生ぽい?」

「ぽい。なんか理系大学生って感じかな」

「かなじゃなくて理系学生なの」

「え!同じ高2だと思ってた…ごめん」

「だと思った。実はそーなの」

「だから教え方が記号ばっかりだったんだね。でもありがとう。」

「いいのよーどういたしまして」

同じ高校生だと思ったら相手は理系大学生で最近は驚く事が沢山。優しくて背が高くてかっこよかったらみんな好きになっちゃう。

「…ん、…ちゃん、えるちゃん!帰ろう?車だから送ってくよ」

「ありがとう。お願いします」

「試食する日は夜遅いから送らせてくれないかな?」

「ありがとう。でも、一ノ瀬くんが帰るの遅くなるし申し訳ないよー」

「女の子を1人で返す方が心配だから気にしないで。返事は?」

「お願いします」

「お願いされました」

2人だけの約束をするほど仲良くなった。これは絶対に好きになってはいけない。この関係は店長に頼まれたから引き受けた訳で、新作開発が落ち着けば終わるのだから。間違っても好きになってはいけないと心に誓った。

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