表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

明日の空へ

作者: 山吹美海
掲載日:2008/09/23

ごく当たり前にいる女性が主人公

 今日も疲れたなあ。


仕事を終えた私はとぼとぼと歩く。靴ずれをした右足をかばいながら。



 今日の仕事は、イベントの受付。


派遣社員の私は、よほど苦痛な部類でない限り依頼を受けている。


慣れないヒールを一日履いていたから、足先まで痛い。


 今日の仕事はしんどかったなあ、そんな気持ちを足が語っている。


業務内容はそれほどでもない。


この受付を一緒にこなした社員がなかなかのクセモノだった。


なんというか、ライバル心むき出しで。





 今日の仕事内容は、単純なものだった。


来客ひとりひとりに受付で、名前を書いてもらい、パンフレットを一部ずつ渡すだけ。






 もちろん、常識の範囲内のマナーは要求される。


会社の顔として好感のある笑顔で接客する。




 合コンと勘違いしているんだろうか?



 隣で受付をしている20歳くらいの女子社員は、こちらが恥ずかしいくらい媚を売っていた。若そうなイケメンが私に話しかけようものなら割って入ってくる。


話の輪に入る程度なら良いが、完全に自分ワールドを展開する。


 他の来客者は無視。






「私の客はとらないでよね」


と私を睨む。


苛立ちをむき出しの態度で。




 仕方なく、後ろのおじ様たちを私1人で引き受けた。




 娼婦じゃないんだからさ。


取る気はさらさらないわよ。





 もちろん、あなたの会社でのポジションも興味ないし。





 仕事での出会いで、そこまで必死に「女」をアピールする気はない。


確かに、今、恋人はいない。


が、そこまで飢えていない。





 でも、結局、男って、そういうアピールに弱いのよね。


あの場でメルアドまで交換してしまう彼女のバイタリティには脱帽した。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ