表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カラフル メンバーズ  作者: 緑憐
二章  体育祭
9/54

第9話  窓から見える。

 まだ夏じゃない、と自分に言い聞かせていた。

 ミーンミンミンミン

 夏だ。


 *********** *********** ***********


 「暑い・・・。」

 今は放課後、明日から体育祭の練習が始まるというときに私とブラック先生は

このアッツイ中でグラウンドに出ている。位置の確認のためだ。

 太陽がギンギラギン。日焼け対策はバッチリ行っているけれど、光が突き刺さる感じがする。

しかも・・・・。ペアはあのブラック先生!

 天敵といってもいい。

 「セイラー!こっちこいよーーーー」

 嬉しく無いけど、ブラック先生と私は幼馴染み。

 私は、ブラックくんとか、ブラック先生って呼んでるんだけど。あやつは私のことを

昔から変わらずセイラって呼び捨てにするの!それだけでもむかっとくるのに

イケメンなのよ!やつは!だからチャラくなったんだけどね。

 周りには、誰かしらがくっついてて。それなのに大きな声でセイラーって呼ぶの。どうなるか分かる?わかるでしょ。

 あなた何者なの?邪魔しないでっ!って目で見られたのよ・。

 おかげで、上履き隠しは日常茶飯事!とってもつらかった。まあ、そのおかげでイジメのスペシャリストになれたんだけどね、、、。

「今行くーー。」

返事をして向かう。

「見ろよ。これ。」

「あっ蝶々っ!可愛いーーーー」

「だろっ。」

そこにいたのはモンシロチョウ。しかも二匹。

オスとメスかな?もしそうだったら幸せになってね。

「蝶々教えてくれるなんて良いとこあるじゃん」

「はっ?何言ってんの。オレはもともと良いやつなんだよ!」

「へぇーーー。」

そういえば。英語を好きになるきっかけ、ブラック先生だったかも。

このことだけはありがとうだね。

「セイラ、早く結婚しろよ。」

「えっ?」

「オレは周りにお姫様がたくさんいるからねーーー。近いうちかな。」

確かに私は独身だけど。悔しい!言ってること正しいし!

今ブラック先生意外といい人って思ったのに。

やっぱりいい人じゃなかった。

はぁ。


*********** *********** ***********


「もーう。ブラック先生ったら。こんなことするなら言っちゃえば良いのに。」

「しょうがない、それが男だ。」

「本当?周りにはバレバレなのにね。」

「相手が鈍くて気づいてないよ。きっと。」

「そう。私はある可能性に期待してるけどね。」

「ある可能性?」

「うん。様子を見ると限りなく低いけど。」

「へー。」

「絵になるんだけどなー。あの二人。」

「道は長そうだけどな。」

「ほんと。周りにたっくさんいるのに、呼び捨てにするの、本人だけ。」

「気づきそうなもんだけどな。」

「いいのよそれで。あの二人は。」

二階の1ーCから見ていた二人はこんな会話をしていた。

窓にはもちろん、笑いあう二人が映っていた。



緑憐 「皆さまこんにちわ。今日はブラック先生を紹介します。」

ブ  「こんにちわーー!お姫様、好きだよー」

緑憐 /いきなり来た!チャラ/

ブ  「担当は書写・書道だよ!クラスは3ーAもってまーす。」

緑憐 「チャラい理由はまだあります。今後の更新で明らかに。次回もお楽しみにー!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ