第2話 始業式
騒がしい日常がかえってきた。
先生たちの紹介は・・・、しなくてもいいだろう。日常を見ていけば後に分かることだ。
さっそく騒がしいな。この音は、、、。職員室だな。
プルルルルルル・・ プルルルルルル・・・・・・
「電話にでた?カチ先生。」
「うんん。全然出ない。」
ため息が聞こえる。
「もうっ、なんで出ないのよ。昨日あんだけ言ったのに!まさか、また仕掛けに引っかかってるんじゃ・・・。」
「まあまあ、落ち着いて。冷静になりましょ、ねっ。」
「そうよ。そうよね。絶対にそのほうがいいものね。ふぅはー。」
「フェミ先生ナイス!」
周囲の先生たちが声をそろえる。怒っているのはスノー先生。怒ると手がつけられなくなるので、前兆があったら早急に対処しなければならない。この学校の暗黙のルールである。
今の状況を説明しよう。今は始業式開始十分前。生徒はみんなそろって体育館で座っている。なのに。先生十人の内二人がそろっていない、緊急事態なのだ。せめてもの安心は、たぶん二人ともあそこだろうという、目星がついていること。抜け出すことは難しいだろうがあの二人なら、なんとかして来るだろう。そういう二人だ。
ガラリ。ドアが開く音がする。
「おはようございまーす。って、みんな早いじゃん。」
「あっ。来た。」
・・・・・・・・・・・
やって来た二人を見た先生たちは、口をあんぐりと開けた。