第10話 ソーラン節
ソーラン ソーラン どっこいしょぉ どっこいしょぉっーーー
「うるさい、、、、、、。」
隠れてつぶやいた言葉が届くはずが無く曲は続く。
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今はソーラン節の練習中。
カチ先生が「どうしてもやりたい!」と言ってたから頭には入れていたけれど、
まさか本当にやるとは思ってもいなかった。
やる気ゼロの私だけど、実はソーラン節を踊ったことがある。
確か小学生のときだったと思う。その時の担任の先生がソーラン節の歴史を教えてくれたの。
***********緑憐のソーラン節講座***********
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
「今から緑憐のソーラン節講座を始めまーす。」
一度やってみたかった!隠れてガッツポーズ。
「ソーラン節は、漁師さんが漁をしていたときに歌っていた歌です。
漁師さんはたくさんいたので誰が考えたというまでは分かりません。
ですが、それが今ものこっていました。
ある時、その歌が残っていた地域の中学校があれてしまいました。
ヤンキー学校というやつです。
先生たちは手がつけられず、学校は日に日にあれていきました。
そんな時、学校に転勤して来たのは熱血教師!何とかしようと思いました。
頭を悩ませていた時、ソーラン節を知ったのです。
これだっ!
教師は歌を何度も何度も改良し、やっと今のソーラン節をつくりあげました。
そんな教師の努力は実り、学校は見事再生。平和な学校になりました。
これが、ソーラン節です。
そして、どんどん広がっていきました。おしまい」
ソーラン節を知らない皆さま、申し訳ございません。
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平和な学校にはソーラン節はいらない。
そう思ったからカチ先生に言ってみた。
そうしたら
「平和を保つために。平和の象徴として必要なんだ。」
と、思いもよらない答えがかえってきた。
そうかも、と思った私がいた。
ソーラン節は難しいけど、みんなそろってきていた。
今年の体育祭。
日光は苦手だけど、頑張ろうかな。日焼け止め塗れば良いしね。
緑憐 「こんにちわ。今日は、リボン先生を紹介します。」
リボン「こんにちわーー!リボンだよーーーーーリボンはねー音楽の先生だよーーー!
1ーBもってるんだ!」
緑憐 「と、いうことです。」
リボン「ウンウン。」
緑憐 「今日はここまで。次回もお楽しみにーー!」