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☆星青年転生物語☆  作者: きぉ
2/3

その①

コンコン音がなる。

やめてくれ、俺はもう寝たいんだ。夢の中で寝るってのもおかしな話だけど。うぬぬ、そうだな。


現実に戻りたいんだ。


そういって俺は寝ることに決意を固め、星柄の布団を頭までかぶる。

いや、普通転生したらテンション上がるもんだけど、これはなんか違くない?気づいたら、こんな星柄の部屋にいて、体が星の形。これでテンション上がるやつがいたら、絶対ヤバイやつ。いたらごめん。


コンコン


ドアを叩いてる音がするけど無視無視


コンコンコンコン


あー聞こえない聞こえない。無視無視


コンコンコンコンコンコン


いやー、いいお布団日和ですなー。無視無視


コンコンコンコンコンコンコンコン


スヤスヤ…無視…無視…


ゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン


うぅうるせぇぇええええええ!!!!!

どこのどんなやつだ!!石になったろ!最後のほう石で叩いてただろ!

こっちは起きてからパニックの連続なんだよ!

これ以上パニックにさせんなよ!

まったくいったい全体どこのお子さんですかね、躾がなってないんじゃないかしら

いいぜ、そこまで挑戦的に来るならこっちも出向いてやるよ。けどな、どんな人だろうか俺は今バーサーカーモードだ。覚悟はいいかぁああ!?

俺はなかばヤケクソで扉をいきよいよく開けた。


「うわっ!」


驚いた声が聞こえた。

ふふ、びびったか!まだまだこれからだぜ!

さぁどんなやつだ!って...え...

これまでの出来事も衝撃だったけど、それ以上の衝撃がそこにはあった。そこにいたのは人じゃなかった。


鳥だ。


小鳥ぐらいの小さい鳥がそこにいた。

ん?んんん?こいつが今の声の主?こいつが扉を叩いてたの?


「おう、なんだよスター。いるなら早く出てこいよ」


あー、はいギブアップ。もう俺を現実に返してくれ。


「どうした?ボーッとして、なんか変なもの食べたか?」


許してくれ、俺がなにをしたんだ。神様…。

俺が脳を必死でフル回転させて考えてるのにも関わらず、この鳥はお構いなしに話しかけてくる。


「スター大変なんだ!王様がさらわれた!」


え、あ、はい。どうやら俺はスターという人物(?)らしい。もうどうにでもなれってんだ。んで、王様が誘拐されてこの鳥はどうしたんだ?


「早く助けにいかないと!」


......


「はい?」

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