悲しみと燃料
大きな悲しみも
小さな悲しみも
そんなに差はない
だとしたら
あなたの悲しみも
あの人の悲しみも
そんなに差はないんだよ
理解してあげれる
理由の一つになるよ
理解してもらえる
理由の一つになるよ
大丈夫だよ 大丈夫だよ
あなたの悲しみは
あなただけのモノで
あの人の悲しみは
あの人だけのモノで
知らないふりをする
そんな人も
世の中には居るでしょう
そんな人に
なりたいでしょうか
そんな人に
なってしまうのでしょうか
生きていれば
生きぬいていけば
あなたは涙を
人に見つけてもらえますか
あの人の涙を
見つけた事はありますか
ここに居て
そこに居て
わかりますか
上手くいかなくなったら
何処かで誰か
虚しい涙を流している
そうなっているかもしれない
見た事を
見ていない事に
してあげる
見た後に考えれば
良い事です
知る事 気づく事
大切な事はいつも同じ
あなたの悲しみは
どこから来るでしょう
あの人の悲しみは
どこにあるでしょう
悲しみを乗り越えるとか
悲しみを受けとめるとか
そんなことは
できる人だけで構わない
悲しい時には
泣いたら良いのです
泣く理由は他にもあるでしょう
泣いてる自分を恥じるより
泣けなくなった自分を
恥じるべきです
あなたが
泣いたのはいつですか
あの人が
泣いていたのはいつですか
悲しみはいつもある
テレビでラジオで
新聞で携帯電話で
情報の中に
たくさん詰まっている
知るたびに
心に訪れる
スンとした動きが
自分の心にある事を
いつまでも忘れない事
綺麗事だと罵られようと
いつまでも忘れない事
人が人だと言える部分
何もできない事はわかっていても
それは忘れない事
だけど世界は
いつも
その先を求めてくる
気持ちは
いつも
ただの燃料なんだね