『戦争の天才』は女王と対談する!
私たちは堂々と正面から城に入った。
すでに門は開いていて、誰でも入れる状態だった。
中は煌びやかな内装が施されていて、絵画や、彫刻が飾られていた。
金銀財宝が贅沢に使用されていて、まさに国家の威厳が垣間見える。
しかし、そんな中に倒れている人が散見された。
すでに息絶えており、全員に共通しているのは刃物による切り傷が確認できることだ。
それも大きい刃物。
恐らくは剣だ。
廊下を歩いていると、一人のローブをまとった男が近づいてきた。
「お待ちしておりました。石原孝雄陛下、イレーナ長官。イザベラ含む高官は既に会議室に幽閉してあります」
そう言って私たちを会議室に案内してくれた。
恐らく、魔法省あらため反乱軍の人間だろう。
男の案内で、物の数分で会議室に着いた。
私は扉を開ける。
「来ましたか.... 」
そう言ったのは物悲し気に窓を眺めるイザベラだった。
イザベラはそれ以上は何も言わず、そのまま席に座った。
私も向かい合うようにして席に座る。
「最初に聞きたい。ガナスは戦略的に非常に重要な場所だ。どうしてガナスを見捨てた?」
私の問いに、イザベラは能面のような無表情で答える。
「貴国の電撃戦は補給が要。そしてその物資はガナスをあてにしている。なら、ガナスを捨て、ガナスの物資を枯渇させれば貴国に大打撃を与えることができる。そのうえで戦力を首都手前の要塞に集結させ、要塞にて決戦を仕掛ければ勝つことができると考えていました」
まるで旧日本軍の作戦のようだ。
潜水艦漸減作戦や決号作戦にも似ている。
勿論戦術としては古来からある物なので、一概には言えない。
「それは誰が考えた」
「ヴァントリアス帝国から来た軍事顧問です」
「名前は?」
「彼は自身の事をクロスと名乗っていました。ですが恐らく本名ではないかと」
クロス.... か.... 。
ヴァントリアス帝国から来た優秀な将校。
恐らく、クライスト皇国内戦時にリノバステル軍に加担していたヴァントリアス帝国から来た将校と同じ人物だろう。
そのクロスとやらは戦車の止め方を知っていた。
戦車を登場させてから短時間で戦車を止めるためのチェコの針鼠を制作した。
ものすごく頭がいいのか、それとも前世からの転生者か。
いずれにしろ、優秀な将校なのは間違いない。
尤も、私ほどではないが。
「それで、そいつはどこにいる?」
「すでにここを出ました。彼は兵士に自爆を命じるような士官だったので追い出しました」
なんだと。
一度彼と話をしたかった。
なんとも残念だ。
それから少し話をした後、イザベラとその高官たちは地下牢に送った。
「久しぶりだな勇者」
私は勇者たちに話しかけた。
「君たちが裏で国民に対して反戦運動していたのは知っている。ありがとう。おかげでこの戦争は最小限の被害で済んだ」
「これで、この国はよくなるんですよね」
勇者の亮が質問する。
「ああ、どんな人も飢えずに幸せに暮らせる国にすると約束しよう」
この国には様々な問題がある。
欲に溺れた王侯貴族を排除し、宗教も何とかしなくてはいけない。
宗教に頼る国家のままではいけない。
宗教による団結力は強力だが、何かひびが入った時は内戦になりかねない。
それは前世のキリスト教が証明している。
さぁ、改革といこうか。
※以前にも書いたかもしれませんが、この作品は非常に誤字脱字が多いです。
勿論、作者も推敲はしているのですが、推敲が苦手なため.... なぜか誤字脱字がそのまま投稿されることが多いです....
誤字脱字指摘してくださる方、ありがとうございます。
今後も誤字脱字があると思いますので他力本願で申し訳ありませんが、察しながら読んでいただければと思います....
誤字報告のほうも是非お願いします。
何かいい推敲方法ないかな....




