作者 語りたい夜に
作者の独り言的なものを書いてみます。
ラノベやファンタジーがよくわかっていなくて、技量以前に「なろう」にそぐわないものを書いているのは自覚しています。
人気のあるラノベ的な作品をいくつか読んでみました。
『デスマーチからはじまる~』
『蜘蛛ですが、~』
『雷帝~』
『駆除~』
などなどですかね。
人気があるものには傾向があると思います。
皆さん、読みやすくなるように工夫されていると感じました。
それに比べて私が書いているものは、能力や設定などを広げ過ぎたり、ややこしかったりしています。
文字の量も多いし、異常者の心理を出そうと思って、書かなくていいことまで書いたりして、読者にかなりの負荷がかかるものだと思います。
物語も一直線に書いていませんね。
変えればいいとわかっていながらも、行けるところまで行ってみようという気で書いています。
純文好きがSFファンタジーっぽいものを書いたらどうなるんだろうと思って始めたので、娯楽だけで終わらせたくない気持ちも何処かにあります。
日本人が書くものが西洋貴族社会ベースで塗りつぶされていることや、ギルドやスキルシステムに依存しているという構造からも何とか脱することができないのかという野心も少しあります。
見慣れた魔法やモンスターとは違う仕組みを提供できないかと考えたりしています。
それらを否定したいというよりも、そろそろ新しく他のものが作れたらいいよなぁ、という軽い気持ちですけどね。
そんな歪なものが日々積みあがっていくのですが、それでも読んでくれる人がいることが有難いです。
いや、有り難い以上に不思議です。
これに付き合ってくれている皆さんに感謝の意を表します。
なんだか語りたい夜でした。