表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

本日の転生相談所(仮)

作者: えのくま

もしあなたが不幸にも死んでしまったら。

そして転生できるとしたらあなたはどうしますか?

転生して勇者として無双したい

イケメン王子と結婚したい


きっと多くのかたが、転生されることを望むのではないでしょうか。できれば、なろう小説のようなチート能力を手にして。


事実として、数多くの方が別世界にて第二の人生を送り、活躍されているときいております。しかしこちらとしましては、神の手違いや異世界召喚など、世界の理に干渉するケースが増えてきていることを問題視しております。

だって、人生は一度きりが普通でしょう?

あなたの世界の理に従い、与えられた時間のなかで人生をまっとうすることがそもそもの原理原則だと私は思うわけであります。

特殊な人材を受け入れてばかりでは、世界のバランスは崩れてしまいますので。


そこで、誠に勝手ではございますが、我々の方でみなさんが本当に第二の人生を送る資格があるかどうかを審査させていただくことになりました。


なあに、元の世界できちんと人生をまっとうされている方はこれまで通り転生できますとも!(記憶は消させていただくケースが多いですが)

問題はトラックにひかれた、といった不慮の事故や異世界召喚などのケースですな。人格、死亡した要因、希望する転生先の世界状況、その方の世界の世界状況などをふまえて総合的に判断させていただきます。


え?お前が勝手に決めるな?

ははは。愉快な御方ですな。その元気をどうか今の人生をまっとうすることに注いでほしいところですが。

おっと。もうこんな、時間でしたか。

今日もたくさんのクライアントが来ておりますので、失礼をば。


お詫びではないのですが、そこから私の仕事場も見えますし、絶品のコーヒーもありますので好きに過ごしていただいて構いませんよ。帰るときはそこのベットで寝ていただければすぐです。

ではでは、私は職場へ。

よき天界体験を!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ