死は始まり
人は…………
希望と絶望をもって存在する
こんな前ふりの繰り返しには
飽き飽きしているだろう
しかしそう思うのだから仕方ない
なぜなら
生まれるということは
必ず死ぬということ
それは急行列車と同じ
出発の駅を出れば到着の駅まで止まることは無い
わかりづらいだろうか
もう一つ例をあげよう
テレビ………
観たい番組を見てる時
その番組が終わって
もう終わり?
と思うことがあるだろう
それもいっきに
時の流れを感じるだろう
同じなんだ
人が生きて死にゆくのは
ただながく感じるだけで
生まれ死にゆくのは
あっという間……
人はパンドラの箱を生まれた瞬間にすでに開けているのだろう
生まれ死ぬのがサイクルならば
死は新たなる始まりになるのでは
希望の在処はそのモノの中に