修行編Ⅻ
「きゃっ!」
胸に剣先を当てられたアレクシアは声をあげた。その刹那、鉄の扉が壊れて3メートルほどぶっ飛んだ。
「ア、アレクシア!」
そこから現れたのは氷雨とリーダー格の教師だった。
氷雨は、すでに全種類のロックを外していて体力の消耗も激しいはずなのになぜかピンピンしていた。
「お前!何をやっている!」
リーダー格の教師が胸をつついている教師に怒鳴る。
「ああん?うるせぇなぁ。毎回思うけどオメーはいちいちうるせぇんだよ」
首を思いっきりひねり、教師の方を上から目線で見下すだるそうな教師。
“ゾクッ”
リーダー格の教師と氷雨に今まで感じたことのないような殺気がのしかかる。
「行くぜ」
だるそうな教師はポーズを変えず、リーダー格の教師の後ろへ“ワープ”した。
(!?)
“ガキン!”
耳に刺さる金属音が氷雨の隣で鳴り響く。
「氷雨!こっからは共闘だ!俺に協力しろ!」
教師は別の教師の剣を受け止め、氷雨に話しかける。
「分かりました!」
氷雨は、この教師の焦り具合を察して共闘をすぐ許可した。
「お前、さっきの模擬戦が俺の本気だと思うなよ!俺の全力はこっからだ!」
「〈氷柱雨〉」
氷雨は六つの大きな氷の羽を羽ばたかせ、空へ舞った。
そこから氷雨は魔力を全力解放し、氷雨の基本的な技を発動する。
無数の氷柱は神器〈グラム〉を狙って放った。
“グサッ!”
氷雨の〈氷柱雨〉は、しっかりと教師の手の甲と神器“グラム”に炸裂した。
しかし、教師の剣や腕には傷一つなかった。
「あ?なんか雨が降ってんなぁ」
そうするとそこから教師は飛んで、氷雨の下まで上昇してきた。
「この羽は飾りだろ!」
空中で氷雨の前に来たかと思った瞬間、教師は後ろへ回っていた。
(なっ!?)
氷雨は驚いたがすぐに方向転換し、教師に剣を向けた。
空中では羽の生えている氷雨が圧倒的に有利で、剣技に圧倒的な差がなければ氷雨が負けるはずはない。
「あーあ、回り込まれちまったか」
教師はそういうと、そこから剣を振り下ろした。
「〈黒斬〉」
そうすると氷雨の体に一本の大きな切り傷ができてしまった。
氷雨は意識を失ったからのように空中から落下し、地面へと勢いよく衝突した。
「テメェ、俺の子供をよくもやってくれたなぁ!」
リーダー格の教師の魔力が刺々しいものへと急変した。
すいません!少し遅れました!
そしてなんと、そろそろ20000PVです!みなさんのおかげです!ありがとうございます!
では!また次回!




