時雨救出編Ⅺ
「ソウルロック・バースト」
地雨のクサナギは、一つの日本刀だったがもう片方の手にあった氷雨を吹き飛ばし、その手に新たな刀が現れた。
「〈アメノムラクモ〉」
左手に日本神剣がもう一つ出ていた。〈クサナギ〉の別名で知られる〈アメノムラクモ〉。この刀の名前にはどんな意味があるのだろう。
地雨の体内から出ている魔力は、黒樹雨には劣るが膨大な魔力ができていた。
「二つの日本神剣よ。双方の人格を同時に使いし我に力を貸したまえ。〈大蛇殺し〉」
双方の剣を持ち連撃を始める。氷雨は魔法をフルで使っていたのですぐに反応し〈虎が雨〉で防ぐ。その時、アレクシアは体力が回復始めていたため〈クライヴ・スラスト〉の準備をしていた。氷雨がここに来ていることなど知らずに。
「光の聖龍よ。我が刀と体に力を貸したまえ。神をも滅する光の刀〈クラウ・スラスト〉よ。〈クライヴ・スラスト〉」
小声で術を唱え地雨に向かって飛び出した。
(!?)
膨大な数の斬撃と、そこにいる氷雨が気になって突撃が途絶える。
「どうして氷雨がここにいるの!?」
驚きと疑問がアレクシアを揺るがす。
「事情はあとだ!!!!今はこいつから逃げて時雨を救出する!」
「分かったわ!」
そうすると、アレクシアは〈クライヴ・スラスト〉を発動し、地雨へ突撃。しかし、地雨はそれを流すように、それを回避し氷雨に攻撃を続けている。
「ック!!!」
この戦いにおいて始めて氷雨が怪我をする。
「二人でこの程度かっ!!こんなんじゃ、滅に勝てないぞ!!」
(!!)
氷雨の心の奥の部分が動く。
(俺は何を考えていたんだ!!今最重要なのは、時雨の救出!!)
「霧島秘術1の型〈水無月〉」
曲がる斬撃。一発で、続いていた地雨の連撃を崩す。
「アレクシア!!」
氷雨は瞬時に、地雨の背後に移動。アレクシアに首を狙ってもらおうとスペースを空ける。
「ハァアアアアアアアアア!!!!」
全速力で突っ込むアレクシア。背後から氷雨の斬撃。
「甘いんだよっ!!」
前方のアレクシアの刺突をクサナギの〈逆雨〉で守る。氷雨の斬撃は、剣を終うような形で防ぐ。
「真っ直ぐすぎる。」
しかし、そんな笑いはすぐさま地雨から消えた。
「霧島抜刀術5の型〈五月雨〉」
防いだと思っていた刀は剣をすり抜けていた。
「今だっ!!!!」
地雨を殺すと思いきや、すぐさまその場から離脱し時雨を追う。この時、地雨を殺さなかったことに後悔することになるとは、アレクシアと氷雨は知らなかった。アレクシアは、先に光速で移動。
(待ってろ!!!!)
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