時雨救出編Ⅱ
「〈フュージョンフォレスト〉」
オフィスは森へと変わり果てた。
見にくく動きにくい環境により氷雨たちは困惑していた。
「これじゃあ、前衛も後衛もないな。」
「そうね。背中は任せるわよ!」
二人は背中を合わせて、死角を無くした。静かな森に、突如轟音が鳴り響く。
“ドゴォオオオオン”
アレクシアが、見ていた方向に煙が見える。
「行くわよ!」
二人は、陣を崩してその方向に走り始めた。着いた先には、ボロボロの時雨がいた。
「時雨!」
そう言って、時雨の所へ向かう氷雨。その時に、体にまとわりついていた、魔法も融合も剣も閉まってしまった。
「ダメっ!」
アレクシアが、そう忠告したが意味はなかった。
氷雨の横腹にに、木の矢が突き刺さる。一度刺さると、もう一つ、またもう一つと、止まらない。そして、その場にいた時雨は、ホログラムだったため、消え去った。
氷雨の体から血が止まらない。
「氷雨!」
アレクシアが、氷雨のもとに行こうとするが行けない。結界が敷いてあるのだ。
「この、ま...ま..じゃ.....」
そして、氷雨は意識を失ってしまった。
その瞬間、膨大な魔力が氷雨の周りに現れる。氷雨の体に刺さっていた矢も全て消え、白銀の髪は変わり果て、傷も全て治っていた。
「まだ、完全復活じゃないか。まあ、あいつはおれの体に喧嘩売ってきやがったのか。お前にあげた魔力返してもらうぜ!ソウルロック、オール解!」
見えないところから黒樹雨が、矢を打ったきたが、黒氷雨は、それを全て避ける。その間に、ドラゴンの装備、驟雨、機械、全てを一瞬で身につけ、黒樹雨を完璧に消そうとしていた。
その頃アレクシアは、
「なん...なの」
黒樹雨の魔力に驚いていたが、その同等の魔力をあの氷雨が持っているのだ。そして、その二人が戦っているんだ。
(怖すぎる)
そんな戦いを見ることは出来ず、アレクシアはただ下を向いていた。
再び話は、黒樹雨と黒氷雨の戦いに戻る。
黒樹雨は、攻撃パターンを変えない。
「さっさと出てこいよ!狐野郎!」
黒氷雨が、ありったけの声で叫ぶ。しかし、魔力を使っているのは黒氷雨だけで、戦況はどんどん黒氷雨が不利になっていく。
「ああ、だるい。森を消せばいいのか。」
「森を破壊する、漆黒の雨よ。大地もろとも腐らせたまえ!〈アセッドレイン〉」
次々と、〈秋霖〉で出来た水玉が、黒く変わり木々を腐らせていく。
「これで、姿が見えるはずだ!」
「よく見つけましたね。ですが、あなたはもういらないです。」
その刹那、黒氷雨は意識を失った。
このバトルはまだまだ続きます。次回長くなっても、終わらせます。今日、レビューを書いてくれた方、ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします!ユニークのみなさんもよろしくお願いします!
では、また次回に!




