表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第四章 サハラ共和国編
98/220

episode:78 それでも私は、

VSオルコットその2

…私は、岩に寄りかかったまま武器を下げました


 episode:78 それでも私は、


     ー…あの時を思い出す…ー


「何故こういう状況か分からないのか?」

生徒会長が私を見て、睨むように言ってきた。

「いい加減白状したらどうですか?」

副生徒会長が冷たい目で見てきた。

「トボケても~無駄だよ~?」

書記が笑っているようで笑っていない雰囲気で言ってきた。

「…黙ってないで、何か言え。」

会計が、婚約者が冷えた声で言い放つ。

「全く、幾ら君が彼女より年下だからと言っても悪いことの区別が付かないとはな。」

先生が言う。

「皆もうやめて?私の勘違いかもしれないもの…蒼宮さんじゃなくて人違いかもしれないわ…。」

怯えているのに何故か目が笑っているようにアナタは言う。


ー…確かに、信用してくれなかった…だけど……ー


 …岩を思いっきり蹴り私は下げたハルバートをオルコットに向けて振り上げました!!そして、不意打ちを喰らったオルコットは避けられなかったのかそのまま私のハルバートをマトモに喰らいました。私はその隙を逃さずにハルバートを下から上げますが、今度は蛇腹剣で受け止められました。

「なっ…」

「……………」

私は、相手をしっかりと見てハルバートを捻って武器をお互いを合わせるようにした。


ー…だけど…私の事を、信じてくれた人達がいた…ー

……お母さん

……お父さん

……友達

……そして、紅条様…

……私は、この人達がいたから頑張れた。だけど…ブルー レジスタンスで、無人島で私は大切な仲間が出来た。一人で戦っていない事を、私を信じてくれる人達を私は知っている…!!


…ユエちゃん、ジョン君、リチャード君、コウヤさん、ミレーヌさん、アルさん、クラウスさん、レティさん。ブルー レジスタンスの仲間…そして…


    ………ブラウ君………



私は、目を閉じて開けました。…彼に伝えるようにハッキリと言いました。


「……私は、何も政府の言いなりになっている覚えはありません」

「…何?」

「私も、かつて謂われのない罪を着せられて無人島に行きました…」

「ならば……!!」

「だけど!!」

私は、ハルバートを押す。

「だけど!!私を信じてくれた人達がいたんです!!私の無実を信じて下さった方が!!…そして、そんな私には!!今!!」

力では適わないはずなのに、私はオルコットを押していた。


  「大切な!!仲間が出来たんです!!」


私は勢いが付いていた。

「だから!!政府なんて関係ない!!ただ!!私には、その人達が大切な人達だから!!守りたいから!!だからそのために!!強くなって!!」

オルコットが、防ぐのも精一杯な気がしました。


   「私は、生きるんです!!」


……私は、ハルバートをこのまま押し続ける事にしました。…その時


「……なら、俺はその君の希望を砕こう…」

 

 そして、勢いのついたハルバートを蛇腹剣で吹き飛ばした。

……ハルバートが、私の手から離れていくのが分かりました。

逆転からの逆転返し。シズク、どうする。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ