episode:76 再度の
今回、前振りのようなもの。
…ブラウ君は、目の前敵を斬り伏せました。
episode:76 再度の
そして、マンジャノ ゲリラの周りにいた敵を今度はリチャード君とメイレンさんが請け負ってくれました。…メイレンさんはカズヤさんの所に行かずに、防衛戦をしていました…離れた場所には、ゼノンさんが。…メイレンさんはそんな私に気が付いたのか、
「…私達は、カズヤさんに勿論言いたいことはある。だけどね…」
「カズヤの事は、ヨハンナ達に任せることにしたんです…私達がやることは…目の前の敵を倒し、マンジャノ ゲリラを守りきることですから…」
二人は、其処まで言うとまた、敵を倒しました。
私は、彼等のことは少しの間しか知らないけどきっと彼等には彼にしか分からないがあると分かります。…私は何も言わずに、マンジャノ ゲリラの防衛に務めました。其処に…
「たった、これだけの数で持ちこたえるたぁ流石は『無国籍』だな。腑抜けた軍人とはえらい違いだ…」
「オルコット…サンドリア…」
私は、ミレーヌさん達の様子を見ると敵の足止めを受けていました。…ゼノンさんもメイレンさんも多くの敵を相手に苦戦しています。つまり…
…今、オルコットと実質戦えるのは私達二人しかいないことになります。…
部下をミレーヌさん達に任せていたせいか、彼一人…。ですが彼は、砂漠最強の反政府組織、デザート・アーミー…油断は禁物です。
…私とブラウ君は、武器を構えました。彼も同じように武器を構えています。…そこで彼があの時と同じ様に、
「これが最後だ…嬢ちゃん達…俺達と一緒にデザート・アーミーに来い。」
…その答えは、既に決まっています。
「お断りします。」「断る」
私達は、同時に言います。すると、
「…なら仕方ないか………本気で言くぞ……」
…オルコットの雰囲気が変わります。先程までの様子とは打って変わりました。
ー…これが、彼の本気…ー
私は、それでも怯えずに目の前の敵を睨みつけました。
次回、シズクとブラウVSオルコット。では!




