episode:65 同型機
勝負の行方は
…私は、暫く目の前の機体を見据えました。
episode:65 同型機
そして、カズヤさんから私に仕掛けてきました。私は距離があったため直ぐに横に逸れると、ハルバートを右手に持ち替えて、左腰にあるライフルをカズヤさんに向けて、撃ちました。
カズヤさんは、私からいったん距離をとりますが、私はライフルを彼に向かって撃ち続けます。
……ほかの方は、これが合図となったのか他の機体と交戦を始めました…多分、初めからこうするつもりだったんでしょう。オルコットの相手は、ゼノンさんがしていました。
私は、今度は自分がカズヤさんに向かって、ハルバートを振り上げますがカズヤさんが…コウヤさんに聞くと、棍棒というらしいです。…受け止め、そして振り回しました。
私は直ぐに避けますが、カズヤさんが追撃を仕掛けるようにライフルを取り出し、私を撃ちます。
……少し、ダメージを受けました…でも、まだ平気!!
私はカズヤさんがライフルを撃っている間にハルバートの刃の部分を盾に、そのままカズヤさんの元に走ります。そして右手に持っているナイフを……
カズヤさんに向けて、降ろしました。外しましたが、装甲に刺さりました。
「……君は、何故戦う。」
……そんな事は、既に決まっている。
「守りたいから、生きたいから戦うんです。それが、戦う理由です。」
「……なるほど…ならば、その守りたいものは何だ?」
……それは…
「…大切な人です」
私は、それだけ答えると彼は…
「ならば、君の願いは叶わない。何故ならば…」
…!!一気に雰囲気が変わった…私は、構えをとろうとして…
「…遅い!」
カズヤさんの棍棒が、私のコクピット当たりに直撃しました。
「くっ…!!」
「……何故ならば、私がそれを止めるからだ……」 私は、まともに受けたためによろけてしまい、膝を付いてしまいました。そこを、狙い頭部を殴られて雪桜が倒れました。…イナさんが言っていた、私と同じラウンダータイプは彼のことだと分かります。ですが、やはり経験の差が違いました…
……意識が朦朧とし名前を呼ばれますが答えることが出来ません…そして、辛うじて聞こえたのは…
「オルコット殿、雪桜とパイロットを確保する。」
「……了解。だが、ちとやり過ぎだ。」
「これでも加減はしたのだがな……」
そして、私の意識は途絶えました…。
と言うわけで、シズクが負けてしまいました。…やはりタイマンでは、まだ少し厳しいですね。
前回、武器の紹介をしてませんでした。ので、
ヨハンナ→エペ イナ、レナート→イナ専用又はレナート専用スナイパーライフル、アサルトライフル
メイレン→アックス ゼノン→フレスベルジュ
ルラ→ボウガン、ハンドガン
こんな感じです。では次回




