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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第四章 サハラ共和国編
72/220

episode:52 何かしたんでしょうか?

今回は、彼が良くしゃべります

…私は、声を掛けられている事に気付きました。


 episode:52 何かしたんでしょうか?


「ねぇ、ちょっと!!」

私は、考え事をしていたため慌てて返事をしました。

「え…あ…はい!すみません、考え事をしていました。」

私は、声を掛けた相手に返事をして謝りました。私は相手を見ると何故かどこか棘があるような言い方で、私に言いました。

「何なの?声掛けてるんだから直ぐに返事できないわけ?」

「……すみません。」

私は、再び謝りました。今私は目の前にいるマンジャノ ゲリラの中で彼等と交流をしていました。

「まぁまぁ…シズクちゃんも聞こえなかったって行ってたんだから、あまり怒ったらダメよ?」

ヨハンナさんが、優しく窘めていました。

…私に先程声を掛けた方は、この船では最年少のルラさんです。彼は……多分何か私に伝えたい事があったみたいです。……すみません。

「あの、すみません。もう一度言って貰っても構いませんか?」

私は、彼に頼むと彼は私を見て鼻を鳴らすと

「…別に、砂漠はアンタが思っているよりも過酷だから気を付けるように言ったんだ。…アンタ直ぐ死にそうだし?」

「ルラ!!」

と、辛辣なコメントをされました。私は、

「そうですか。気を付けます。」

と言うと彼は気に入らなかったのか更に

「ま、別に僕は構わないけど?足手纏いにはならないでよね。迷惑だし。」

「ルラ、やめなさい。」

……私は、彼に何かしたのでしょうか。と少し前の行いを必死に振り返ろうとした時でした。

「おぃ…さっきから何なんだよテメーは…」

「だって本当のこ……いだっ!!!」

「あんたは、いちいち人に喧嘩を売る真似すんじゃないってーの!!!」

リチャード君がルラさんに何か言おうとすると、ルラさんも同じ様に言おうとしたところに、メイレンさんに思いっきり拳骨をされたのか、頭を抱えてうずくまりました。私は唖然としましたが、メイレンさんが私に気付いて、

「ほんっとーにごめん…コイツ、直ぐに喧嘩売るから…」

と、頭を下げられたので私は慌てて頭をあげて貰いました。

「でも、ルラさんの言ったことは間違っていないですから。私は、自分で出来る限り気を付けます。」

私は、メイレンさんに言うと…優しい笑ってくれて頭を撫でてくれました。…私、何故か頭を良く撫でられますよね。

「ありがと。でもやっぱりごめんね。」

そう言うと手を離されました。……ルラさんは私を見ると顔を思いっきり反らしました。

…時間がある時にでも、何かしたのなら聞こうと思いました。だけど、私は何かしたんでしょうか?

…シズクの今までの会話は天然なんです。ルラがシズクに辛辣なのはいずれまた。

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