episode:015 怒り
今回、タイトル通りブラウがマジ切れします。
…俺達が先につくと、直ぐに乗った。
episode:015 怒り
そして、既にボロボロの雪桜を見て、雪桜が腕に鎖を巻かれた状態で宙に投げ出され、ハンマーで攻撃されそうになると、俺は通信で
「シズク!!」
と呼んだ。そして、攻撃される前にハンマーを持っていた相手に向かってライフルランサーで、吹き飛ばし、ホークが雪桜を抱えて下がっていた。クラウスもシズクを呼ぶと反応がないのか、直ぐに抱えて撤退してくれた。邪魔をしようとする、三体がホークを追いかけようとしたところを……
ー…至近距離で、一体に向かってコクピットを狙った。…ー
どうやらコクピットは外れたが、俺はライフルランサーでその一体を斬り捨てると、直ぐに向かってきた二体を思いっきりライフルランサーで斬った。俺は何も考えずに一体を足蹴りすると、腕に鎖を取り付けた相手を引き寄せて、
ー…今度は外さないようにコクピットを狙った。…ー
鎖を取り付けた相手は、動かなくなり俺はぞんざいに扱い、切り捨てた相手の所に投げ捨てた。そして、残り五体に向かって……ライフルランサーで攻撃するために走った。相手は撤退するつもりだったのか、それを逃がさないために後ろから撃つと一体が速度を緩めてしまい、近づいてぶっ飛ばし、叩きつけた。残りの四体は逃がしたが、俺は相手に向かってライフルランサーを突きつけて、弾丸を分かるようにあえて音を出して補充をした。
相手はオープン通信で、分かるように話した。
「こ…降伏する…!た…頼む…」
「………………」
俺は構え直すと相手の情けない悲鳴を聞いた。
「ひっ…た…頼む…撃たないでくれ…!!」
「………なぜこの街を狙った?答えろ、」
相手の話を聞くとどうやら人類統率軍が囮に引っかかった為に自分達が攻めたら雪桜がいたとの話だった。そのために、雪桜のパイロットを殺して雪桜を奪おうとしたと……。俺はそれを聞くと頭が一気にクリアになり、ライフルランサーを引かすと相手にめがけて振り下ろそうとしたところ。
「そこまでだ。ブラウ。」
腕をライオンによって止められた。俺は暫くそのままの形で…やがて、ライフルランサーを下ろした。ストームが人形態になり、相手を拘束する。
…俺は拘束された機体を睨みつけて、ライオンと共に帰還した。
…初めて、腹の底から黒いものが湧き出す感覚、殺してやると思った、気持ち…
まだ、俺には分からない気持ちだった。
あの後シズクは医療室に運ばれ、頭や腕や足に怪我をしたと聞いたとき、…やっぱり殺せば良かった。
と思った。…クラウスは俺の変化に気付くと頭を軽く叩き、少し部屋で頭を冷やしてこいと言われたので冷やすことにした。そして頭を冷やすと部屋からシズクの様子を見に医療室に行くと……
ー…看護士から、シズクは甲板に行くことを伝えられた。
と言うわけで、ブラウは初めて怒りを覚えました。今まで感情が欠落していましたが、シズクや皆に関わって段々変わっていきました。




