表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/220

episode:46 嵐が去りました

大佐さんラストです。

…あれは…図星?


 episode:46 嵐が去りました


「失礼な!?そっ…そんな事をするわけないだろう!?」

大佐さんはそう言うと、私達を見て

「そうですか、勘違いでしたか。すみません。」

艦長が謝ると彼は顔を横に向けた。すると、私達に気づいたのか

「……それにしても、彼等は?君達は前に来たときは確か三人ではなかったのかね。」 

「彼らは、今我々の仲間です。」

大佐さんは少し考えている様子でした。…彼は全体的に細く、頬も少しこけているようで見た目は30代ぐらいでした。大佐さんは艦長より少し低めですね。考えを終えたのか、

「…所で、今回重要人物と交戦したのは、確か白い機体に長い斧を持っていたと聞いたが…あぁ…君がそうなのかね。」

大佐さんは私に近づくと左肩に手を……思いっきり力を込めて握りました。見た目よりも大分力が強く、爪まで食い込んでいました。私は今雪桜の前にいて今は格納庫で自分の機体をヘラルドさんに見てもらっていました。

「あぁ君が彼らを捕まえたのは感謝…しているよ。本当に…」

「……っ!?」

段々と強くなり、私の肩が痛みに悲鳴をあげているようでした。彼は言外に余計な事をしたなと言っているようでした。私はそろそろ、痛みを訴えようと口を開き掛けたところ。

「…………」

「なっ………」

……ブラウ君が私を自分に引き寄せて、大佐さんの左肩に置かれた手を離してくれました。私はまだ痛む左肩を気にしながら、ブラウ君は、大佐さんの手をなんと思いっきり握っていたみたいで、今度は大佐さんが痛そうに顔を歪めていました。

「は……離したまえ!?何なのだね君は!?」

「……すまない、勘違いをしたようだ。……俺はあんたがシズクの肩をワザとキツく掴んだように見えたが、気のせいみたいだったな。」

「質問に……!!」

ブラウ君は、口では謝っていたようでしたが雰囲気では怒っていました。そして今度はそれを見たほかの方に止められ、私を後ろに庇う形で大佐さんと睨み合う形でしたが、艦長が止めてくれました。その後、興奮した大佐よりも冷静な少佐さんが話をしてくれ、話し合いは決着をつけました。

……重要人物の方は、此方で引き取り然るべき所に送り出すとのことでした。

大佐さんは悔しそうに私達を見ると肩をいからせて帰られ、少佐さんだけは頭を下げて帰られました。


……何だか、疲れてしまいました。


因みに重要人物は艦長の話ではファリンさんが連絡してくれインドでその然るべき所に送る方と合流し、引き渡すと言っていました。…少佐さんは後で大佐さんに言うと言っていましたが、聞いてくれるのでしょうか?

また軽くですが、シズクがひどい目に……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ