episode:42 結果は
ダーウィン港攻防戦その3
…ハルバートを私はしっかり握らせる。
episode:42 結果は
後は相手と私の一気討ちです。相手もそれに気付いた様子で、
ほぼ同時にハルバートとハンマーの打ち合いをはじめた。
私達はこの後、激しい戦いを繰り広げました。私が彼の頭部を狙えば彼は庇い私にハンマーを振り下ろせば私は避ける。相手が私に話しかけてきました
「何故、それだけの力があるのに我々に荷担しない。」
「……………」
「お前が来れば我々は世界を変えることが…」
「お断りします。」
「何?」
私は相手に向かって力強く拒否をした。
「…戦えない人を襲い、奪いを繰り返す貴方方の仲間になるのは嫌です」
「弱い人間が淘汰されるのは当然だ。増してや我らに賛同しない者など、いるだけで何のためになる」
私はその言葉を聞き、
「…だったら、尚更嫌です。私はこの世界を守ると決めた。それに貴方方が言う弱い方達しか襲わない卑劣な組織にはいるのは心からお断りします。」
私はハルバートを構え直し、そして、
「それに、私は自分でここにいると決めた」
斬りかかった。相手も受け止めて再び力の押し合いを始めた。
「ならばここで貴様は死ね!!」
「お断りします!私は……私は……!!」
そうだ、私は……
「何があっても、生きると決めた……!!」
そして、相手の力に押し負けて一旦引き下がりそこから助走を付けてハルバートを相手に目掛けて
「だから……負けるわけには…いかない……!!」
振り下ろした。今度は私が相手に力の押し合いに勝ち、体制を崩した所に、一撃を喰らわし、そして、
ー…機体の頭部が壊され、相手が倒れ込み手からハンマーが滑り落ちて…音を立てて落ちた…ー
私は勝った事を確かめる。後は、任せよう。
「…良かった…」
私は、息をそっとはいた…。
と言うわけで、シズクの勝ちでした。彼女からしたら、本当の意味での初めての勝利です。




