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episode:26 メインルームにて

今回、再会しました。

…私がですか?


 episode:26 メインルームにて


いまいち状況が呑み込めない私達に艦長が説明してくれました。

彼は記憶喪失ではあるが、戦闘では申し分ない。だが不安もあるだろうから君達と行動してもらえないか…とそんな感じに言ったのです。私ははいと答えようとしようとすると…

「待って下さい!」

と、リチャード君が言いました。リチャード君はブラウさんに向かって睨みつけると、

「こんな奴、信用できません!第一、所属不明機を持っていること自体怪しいです!しかも、国が保有している印がない!納得出来ません!!」

そういうと、皆黙ってしまいました。Hrw-には、見えないところに国が保有している印がありその印が地球を剣で守るように書かれているんです。リチャード君は私達が来る前に整備士のヘラルドさんに聞き、自分で調べられたそうです。…そして、それが無く、怪しんでいると…

「なら、どうすればお前が納得するようにすればいい?」

と、ブラウさんが言いました。リチャード君は一層睨みつけると、

「決まってる…!お前が独房で拘束されてればいい…!」

「だが、これは艦長に直々に言われたんでな。俺にはどうすることも出来ん」

「何だとっ……!!」

暫く両者の言い合いが続きました。あまりにも見かねたのか、コウヤさんが手を挙げて

「艦長、今回彼に対する不確定要素がありすぎる。そこまで何故彼に?戦力はほかと比べると大分多いと思いますが。」

…コウヤさんの言うことは最もです…彼が怪しいと思う気持ちも分かります…でも…

考えを巡らせると、艦長は答えました。

「…確かに納得してない者も出てくるか。確かに戦力は申し分ないだろうだが、目的地のサハラ砂漠までに反政府の連中が襲ってこないともかぎらないだろ?彼らは狡猾だ、大量の戦力で来ることもあり得るだからこそ彼が必要なんだ。」

艦長がコウヤさんに言うとそうですか。と口を閉じた。そこに、ミレーヌさんが二人をうんざりとした表情で見た後、

「あーもー!!だったら誰かが一日中彼の見張りをすればいいでしょ?!」

と言いました。それに皆納得した顔をされました。メインルームにいる、オペレーターの方達も怪しんでいたのでしょう。その提案には賛同された様子でした。…そして、艦長もなるほどと言うと

「なら、見張りは誰が良いかはブラウ君に選ばせてあげて欲しい。誰がいい?」

と言いました。ブラウさんは私を見ると

「……シズクで」

と言いました………ひとまず、思ったのが

私、名前を教えましたでしょうか?


シズクさん、通信越しで自分の名前が呼ばれたのを忘れています。

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