episode:24 私の夢
今回はシズクの夢から
…これは、私が小さいときでしょうか。
episode:24 私の夢
「おかあさんおとうさんどこ?」
わたしは、おかあさんとおとうさんといっしょに、きょうはいつもより、ひろいこうえんにいっしょにピクニックにきたのに、どこかいっちゃった…。
「おかあさん…おとうさん…ふぇ…」
どこにもいない…わたし、おいてかれちゃったの?
「う…えぇ…ふぇぇ…」
かなしくてかなしくて、めからポロポロなみだがでてくるけど、とめられない。そのまま、ずっとなみだがポロポロでてくる。どうしよう。
「ねぇ、なんでないてるの?」
だれかがこえをかけてくれたけど、わたしは、まだなみだがポロポロでてくる。
「おかあさん…と…おとうさん…が、いなく…なっちゃった…」
「じゃああそぼうよ。ぼくもはぐれちゃったんだ。」
「おにいちゃんも?でも、ここからうごいたらだめじゃないかな。」
「うーん…じゃあお話をしようよ。」
わたしはうんっていうと
「わたしはね、そーぐーしずくっていうの。」
「しずくかぁ…ぼくはね………」
その後暫くお母さん達が来るまでその男の子と話したんだっけ。私がいないことに気付いて慌てて探してくれたんだよね。お母さんに飛びついて、男の子の事を教えようとしたら、いなくなって探したけど見つからなくて…お母さんはその子もきっと見つかったのよって…そのまま私達はピクニックの続きをして…その途中でも探して…結局見つからなかったんだよね…。確か…男の子の名前は…
「…しぐれ…くん…」
私は目を開け、体を起こそうとすると
「……っ!!」
背中の痛みに顔を歪ませると昨日あったことを思い出して、原因に行き着いた。取り敢えず、服は着よう。私は今日の夢を思い出して、懐かしさから笑いながら着替えた…。ミレーヌさんは先に食堂に行ってるよね。私は着替え終わるとなるべく慎重に歩いて食堂に向かった…
ゆめに見た、しぐれ君とは?また次回




