episode:23 報告
今回は合流、そしてブラウさんの行方
…あの後は大変だった…。
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私達とアルさんがそのまま戦艦に行くと、ホークと紫の機体、Hrw-a04 氷雨 がいた。
「あれは…」
私が疑問に思っていることをアルさんが説明してくれた。
何でも、私がブルー レジスタンスに戻るのが遅くなり、リチャード君とレティさんが迎えに来て下さりその後ルエストが現れたため急遽動かせる機体を出したのがホークと氷雨、それからライオンだったとのこと。ミレーヌさんは周辺警戒のために藍色の機体、Hrw-S06 アウル に搭乗していたとのことだった。そこでルエストと交戦していた所属不明の機体があったため様子を見ていたらしい。異変を感じたアルさんが二人に待機を命じ、こちらに来られたとの事だった。
私は、戻ってきたリチャード君に叱られ、レティさんはリチャード君を宥めてくれコウヤさんは私を見ると怪我に気付いてくれてミレーヌさんに医療室についてきて貰いました。皆さんにはご迷惑を掛けたことで謝罪をして、お礼を言いました。一方クラウスさんとアルさんそれから…ブラウさんはお話しがあるとかで戦艦の反省室に連れて行かれました。
私はブラウさんが記憶喪失である事は事前に伝えていたはずなのに…私がブラウさんが自分を助けてくれ、島を救ってくれたことを話しました。でも、問題はそこではないとの事で、
彼が所属不明の機体を持っていたことが一番の原因であり、そのために話を聞く必要があると判断されたためでした。
尚も食い下がろうとする私をコウヤさんが怪我をしていることを指摘しレティさんが話を聞くだけだからと説得してくださり、今私はミレーヌさんに連れられて医療室に向かいました…。途中でミレーヌさんが私の通信機が無いことを気付き、クラウスさんから預かったとのことで私に渡して下さいました。勿論お礼は忘れずに!
そして医療室では私は背中に中度の打撲と軽度の捻挫だと伝えられました…通りでミレーヌさんに肩を貸して貰えないと痛い筈です…。私は今回の事を反省しました…お医者様からは思ったより酷くないから一週間は念のため様子を看るとのことです。
無人島では、私奇跡的にもここまで怪我しなかったんだよね…切り傷とか打撲とかは軽い物だったから…。
私はそう思うとブラウさんの事を思い出し今日は無理そうだから明日聞こうと目を瞑り、既に夜になった空を見てミレーヌさんに背中の湿布を張って貰い足の湿布を張ってから眠りにつきました…
明日、私達はこの無人島を離れます。
此処で第二章は終了です。第一章のときと同じく閑話を挟んで第三章をお送りします。
…次は雪桜をもっと活躍させたいです…。