episode:18 ハプニングイズフォレスト
今回少女漫画要素があります。
…え…私今…抱きついてます…!?
episode:18 ハプニングイズフォレスト
私は今の状況を考えた…。
私は今、ブラウさんに抱きついています。そして何故かブラウさんの背中に手を回しています。そしてブラウさんも私の背中に手を回してって…!!
「ご…ごめんなさい!ブラウさん!」
私は慌てて顔を上げて、ブラウさんを上げると…
ちょうど真正面に、しかもかなり近く顔がありました……。
ー…わぁ…やっぱり格好いい…じゃなくて!!…ー
私は、急いでブラウさんから離れた。そして、頭を下げた。
「ごめんなさい…助けていただいたばかりか、いきなり抱きついて…」
私は恥ずかしさといたたまれなさで顔が赤くなった。ブラウさんは不思議そうな顔で、
「いや、別にそれはいいが…怪我はしてないか?」
と、言って気を使ってくれました…。私は益々申し訳なくて再度謝りましたが、ブラウさんは気にしなくて良いと言ってくれました…。
うぅ…恥ずかしい…
私は俯いてしまいましたが、ブラウさんは何を思ったのか、私を何とお姫様抱っこしました。流石に私はブラウさんを止めましたが…
「…?足を捻って歩けなくなったんじゃないのか?」
「違います!ただ…その…とにかく!歩けますから!大丈夫ですから!」
何とかブラウさんを説得して降ろして貰い、顔が赤くなるのを気にせずに前を向いて一緒に行きました。やはりブラウさんに顔が赤い事を指摘されなんとかごまかしました。
ー…顔が赤くて胸がドキドキしてるのはきっとびっくりしたせいだ…うん…そうに違いない…ー
私は何故か自分自身に言い訳をして今度こそ戦艦のある所に案内するため、足を進めた。
今まで恋愛のれの字も無かったから一気にラブコメ要素が襲って来ました。これからも時々入れていきたいと思います。それでは!




