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episode:163 無意識

お久しぶりです、今回も暗いです…

… 翌日、私は医務室に向かった。


episode:163 無意識


 私はレティさんの居る医務室にお見舞いに行った後、そのまま何処かに向かって歩いた。


 レティさんは、怪我の方は思ったより深かったようで暫くは任務は出来そうにないと申し訳なさそうに微笑んでいました。


『全く…私としたことが、しくじったわね…』

『…でも、ご無事で何よりです…』

『…ありがとう、シズク…』


 そして、少ない会話をした後にレティさんに見送られて、私は医務室に出ました…。


ー…レティさんが無事だったのは凄く嬉しかったし、傷は深いみたいだけれど命に別状は無くて良かった…ー


 …本当に、それはとても安心した…だけど、やっぱり私は……


 考え事をして暫く歩いて、気がつくといつも行っていた甲板にいた…暫くずっとその場で誰かを待っていて思わず、周りを見渡して気がついた……気がついて、しまった……


 いつも、先にいる彼がいない…

 私が先にいれば、少しすると来る彼がいない…

 

 幾ら、待っても周りを見渡しても………ブラウ君が来る筈がなくて……そこで、私は膝から崩れるように座り込んで、



 「うぅ……あぁぁ……あぁぁぁぁ!!!」


 

 顔を手で覆って、そしてブラウ君がいない事実を分かって、今までにないくらいに、叫ぶように泣いた……。


 

 どれくらい、泣いたのだろうか…涙はまだ乾いていなくて、私の心は酷く痛んでいた。私は、泣いて疲れてしまったからその場から動けないでぼんやりと、座り込んだままいると……


「……シズク?」


 その聞き覚えのある、声にゆっくりと振り返った……。

シズクに声を掛けたのは?


それでは

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