episode:158 作戦成功
今回は決着です。
…その後私達は……
episode:158 作戦成功
一気に味方が増えて、相手の機体が沈黙する中、最後のあがきに気を失っていたレティさんを人質にとりましたが……そこで、気が付いたレティさんは目を開けて、自分の首に巻き付いている腕を見下ろした後、
私達に向かって綻ぶような、大輪の薔薇のような笑みを浮かべて…
相手の腕に手を添えた後、思いっきり掴みその後、踵で足を踏んだ後に怯んだ隙に後ろ足で脛を蹴り上げて、相手が痛みに呻いている時に真正面に向かい合わせになった所で……
思いっきり、鳩尾を膝で蹴り上げて前屈みになった所に渾身の肘鉄を首の部分に向かって降ろした後、最後に顎のあたりを蹴り上げて相手を無力化させました…。
……最後は、少しやり過ぎな気がしましたが、その後電池が切れたようにレティさんは座り込んでしまい、私達は他の所で無力化させた支部の人や軍の人と一緒に人質の人を助けに行きました。
レティさんは、銃弾が幸い掠めたため命に別状はないそうで、そのままブルー・レジスタンスの船で治療を受けるそうです。ミレーヌさんも、検査を受けるとのこと。
そして、捕らえられて人質にされていた人はどうやら、コスタヤさんの所の穏健派の方々のようでした。
そして、私は此処にいない、ある人物を探していましたが見つかる様子がなくそんな私に気が付いたリチャード君が私に向かって、
「ブラウなら、さっき終わってらしいぜ?迎えに行ったらどうだ?」
と言ってくれました。私は、少し迷いましたがブラウ君に謝りたかったのもありましたが、やはり、一番は逢いたかったので私はリチャード君に教えてもらった場所まで迎えに行くことにしました。
「うん、そうします!ありがとうございます!リチャード君!じゃあ、行ってきます」
「おう、一応大丈夫かと思うけど気をつけて迎えにいけよ?」
そして、私は雪桜に乗ってブラウ君の元に向かうために急ぎました……。
「…雨が、降ってきたな…」
「そうだな…取り敢えず、シズクがブラウと合流したらブルー・レジスタンスに向かうか!……アルさん、どうしたんですか?」
「…何、少し…嫌な雨だと思ってな……」
「…そうですか?」
「……何も、なければいいが……」
「…コウヤ?」
「……………」
ラストは不穏になりました。はてさて、どうなることやら…
それでは




