episode:154 通信
今回は、少し短め
…そして、全て敵機を殲滅した時に…
episode:154 通信
レティさんから通信が入りました。私は、それに反応してボタンを押しました。
「…レティさん?そちらは、どうなってますか?」
私は、レティさんに連絡を入れましたが応答はありません…不審に思ってもう一度確認のためにレティさんに通信越しで返事を待ちます。
「……レティさん?あの……」
「…貴様は、あの女の仲間か?」
一瞬、聞いたことのない男性の声に私は口を噤んでしまいました。そして、男性は私にもう一度確かめるために聞いてきます。
「答えろ、貴様はあの女の仲間なのか?」
「……何故、貴方はレティさんの通信機を持っているのですか?」
私は、敢えて相手の話を聞かないふりをして問いかけました。……相手は、それに舌打ちを一つした後、
「…ま、聞くまでもないか…おい、なら今お前たちの…そうだな…前を見ろ…」
私は、通信機を添えたまま前を見ると…そこにいたのは……
あの、三度も戦った、ミチエーリ・ヴォーグルの敵機が私達がよく知る二人を…建物の上に置いたまま、機体のライフルを向けて、一人は、ぐったりしていている様子でもう一人はその人を庇うように抱き起こしていた……。そして、ぐったりしている方を私は、目を見開いて見ると……
ー…あの、ぐったりしている方は…レティさん…?…ー
私達が、数時間前まで話していたレティさんと側にいたミレーヌさんと…他にも何名かの人達が建物の上にいた……
と言うわけで、ミレーヌさんとレティさんが捕まりました…!!まさかの事態にシズク達はどうするどうなる…?!そして、何故レティさんはぐったりしていたのか……
それでは




