episode:14 Hrw-
今回は始めに前回と同じ時間から
…これは、レティさんの所にくる前の数時間前…
episode:14 Hrw-
「君はシズク君を乗せてヘリまで飛んで欲しいんだ。」
艦長から、リチャード君の任務を聞いた時…一瞬、私は何を言われているのか分からなかった。
「つまり、こうですよね。シズクを乗せてヘリまで近付いたら向こうにハッチを開けてもらってそのままシズクは白いHrw-に乗ると。」
正にリチャード君の言った通りの作戦を聞いて唖然としたが、気になることがありました。
「あの…私が乗るとしてその後は?後、ヘリの人達は…」
「それも考えがある。」
そう言うと艦長は、私達と通信でレティさんに作戦を伝えた…ー
今、私はリチャード君の機体…Hrw-f05 ストームに搭乗していた。そしてもうすぐ目的のヘリに着こうとしたとき、リチャード君が私に
「ヘリに向かったら直ぐに機体に乗れ。俺はそのままレティさんの助けに行く。」
私は頷いた。リチャード君とは考えてみたら話すのは初めてな気がした。無人島にいた頃は何故か避けられてたし、ここに来てもあまり変わらなかったからだ。…今はそんな事よりも、目の前の事を優先させるように意識を集中した。そして、ヘリに着くと私はリチャード君にコックピットを開けて貰い、ハッチを開けて貰うとあらかじめ、ハッチの奥にある頑丈な柱から伸びるロープをリチャード君が上手く掴めるように近付いて貰い掴むと腰にキツく巻き付け…
そのまま、ハッチに向かって飛び出した。
後は奇跡的にもハッチのドアに片手で掴まれたため、そのまま勢い良くよじ登り、一旦は締めて貰いながら白い機体に案内された。リチャード君はそのままレティさんの援護に向かっていった。案内してくれた人にお礼を言うと布を被った機体を見て、
私は、その機体に乗ると起動させた。
私は搭乗席に乗るとまずボタンを押した。すると人口音声が流れた。
ー…登録を開始します。まずは名前をいって下さい…ー
「第2戦艦ブルー レジスタンス所属、シズク」
ー…登録完了。次にアナタが乗るHrw-の正式名称を登録して下さい…ー
あ…そうだった…名前考えてなかった…
「え~と…」
私は何とか考えてそれを口にしようと…したところで…突然、大きく揺れたかと思ったら、私はその白い機体とともに、
攻撃を受けすぎて壊れたハッチを突き破り、投げ出された…。そしてそのまま落下していった。
シズクさん、落下。どうなる。




