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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第二部 動き出した、モノ 第六章 ノリリスク編
188/220

episode:043 紫の機体

今回本編で少しだけ出てきたあの人が登場!

…二機はそのまま、武器の押し合いを始めた。


 episode:043 紫の機体


…お互い、一歩も退かず…しかし、戦いは互角だった。俺は、


「アルッ!」


 ハンドガンで相手背中を狙った。相手はライオンからすぐさま離れると…


「……アル?」


 どうやら、自分は迂闊なことに通信をオープンにしていたらしい。自分のミスに舌打ちをした。しかし、相手はそれどころではなく、攻撃をやめ、後ろにいる、ライオンー…アル…ーに向かって通信をオープンにしたまま話しかけた。アルは、


「…ロバートか…?」

「……やっぱり…アルなのか…しかし、なんで…お前は…」

「…どういうことだ。アル。」


 お互い、そのまま固まったままでいたが…まず始めに話し始めたのは、アルだった。


「…ロバートお前…その機体は……まさか」


 ロバートと呼ばれた男は、肯定と言わんばかりに


「……そうだ…お前の想像通り、俺はラーニョ・ベレーノにいる。」


 男が、ロバートがそういうと、アルはそのまま何も言わずに武器を構えたまま相手を見据えていた。時間が永遠に続くと思われていたが、ロバートは何故か何もせずにそのまま去ろうとした。


「待て…」

「……アル。またな。呼び出しが掛かった。」


 そして、ロバートは目の前から消えた。


それから暫くして俺達は夜がくるまでに歩いた。そして、今日の停泊場所まで来ると、アルと俺は機体から降りて話し合いを始めた。話し合いは変わらず明日のことや、ノリリスクしない着くまでのことなど、そして……


「……ロバートが、まさか生きていたなんてな…」


 今日の出会った敵、紫の機体に乗ったロバートについてアルは機体の足部に腰を掛けて俯いたまま呟いた。俺は、その様子をじっと見るだけだった。…そして、アルがあの時に言った言葉と、照らし合わせて考えていた。


ー…恐らく、アルにとっての大切な奴は、あのロバートだったんだな。…ー


 アルは、いつの間にか顔を上げていた。俺は


「…ノリリスクまでは、後二日だな。」

と言うとアルは、


「…そうだな。もうすぐだ。」


と笑いながら、挨拶もそこそこにコクピットで眠りについた。


 翌日、 俺達は歩き始めた後にアルから


「ブラウ。すまんな、ありがとう。」


と礼を言われた。取りあえず、あぁと答えノリリスクに向かって歩いた。

 

お分かり頂けたと思いますが、ブラウ、気を使っていました。アルさんとブラウは、何処か不器用な所が似ているなと思いますね。 

それでは

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