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乙ゲーと思ったらロボアニメでした。  作者: 小宮 海
第二部 動き出した、モノ 第六章 ノリリスク編
187/220

episode:042 5日間

今回、遂にきました。

…俺達は、ノリリスクまで機体を動かした。


 episode:042 5日間


 5日間の間、アルとともに吹雪の中でじっとしていたときだ。アルはこんな話をした。


「…ブラウ、お前にとって大切な奴はいるか?」


 アルが、そう話を降ってきたことに驚きつつ俺は


「分からない」


 そう、答えるとアルは、


「…そうか。俺には少なくとも『無国籍』に入る前に一人いた。…そいつは、今は何処にいるかは分からないがな…」

 その声は何処か寂しさと悲しさがあった。


「…そうか…」

 だけど、俺にはどう返せばいいのか分からずに月並みに答えることしかできなかった。アルは気にした風でもなく俺に向かって通信越しではあるもののまるで正面に向いて話を掛けるように言った。


「もし、お前にとって大切な奴がいたならお前は見誤らずにそいつを守りながらも信じて一緒に戦え。…俺みたく、見失うな。」

「………」


 アルは、過去にそういった奴がいたんだろう。俺は、目を閉じて考えた。スパイである自分にとって大切な奴なんているはず……


       ー…ブラウ君…ー


…なんで、シズクを思い浮かべたんだろう…。俺は首を降ってコクピットの座席にもたれかかって、そのまま眠った…。


「…ブラウ、ノリリスクまで後三日で着きそうだ。…どうやら、艦長達よりも少し遅れがでるな。」

「そうか……ところで、アル……」

「……あぁ……分かっている……ブラウ…構えろ……」


 アルは、サーベルを、俺はライフルランサーを構えた。そして、自分達が歩いてきたその、十メートルは離れた場所に……


 紫の、禍々しい機体がいた。その機体は、一直線に俺に向かって、シズクとはにたような、しかし、形状はそれよりも大きな斧を真上から振り上げた。俺は、それをライフルランサーで受け止めた後に、勢いをつけて横凪ぎに振り払うとその隙をついてアルがサーベルを相手に向かって突き刺すように、しかし、相手は左腕部のナイフで受け止めた。


 俺はライフルランサーをアルに気をとられている隙に背後に回り、振り上げたが……。そいつは、右腕部の斧で受け止めた……。サーベルをナイフで弾いた後に、腹部に蹴りをいれた。そして、今度は大斧で受け止めた状態で俺のところまで回ると、ナイフを捨てて両手で大きく回し…俺はとっさに避けた…が…相手の狙いはどうやらアルだったらしく、大斧をサーベルで受け止めた……。

今回、アルとブラウの会話はどうしてもいれたかったので、入れさせて貰いました!しかし、アルさん…(´・ω・`)それでは

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