episode:140 アルさんの過去
今回、アルさんの過去が判明します。
…その話は、知らないアルさんの話だった…
episode:140 アルさんの過去
…アルさんと、ラーニョ・ヴェレーノの関係はアルさんがまだ国籍を持っており、そして…
彼は、傭兵であったことだった…。
「…アレは、そう…俺が19歳の頃だった…俺には相棒と呼べる男がいた…名前はロバート。傭兵時代は、そうして今の『無国籍』とは変わらない生活をしていた。…違ったのは国籍があった事だ。当時、俺達は依頼されてな…その時の相手が……当時のロシアだった。」
「ロシアからの内容は……ラーニョ・ヴェレーノの壊滅。…当時、俺達は何故自分達が選ばれたのか、まるで分からなかった。だが、生きていくためには何かあっても引き受けなければならなかった。そして、何故ラーニョ・ヴェレーノの壊滅だったのか…」
そして、話をいったん区切るとコスタヤさんが、質問しました。
「…その支部というのは間違いなく、保守派か…」
アルさんは、その事に頷くとまた話し始めました。
「…俺とロバートはその時は別れてお互いの健闘を祈った…そして、俺はそのまま保守派の用意した兵と共に、保守派の護衛についた。ロバートはラーニョ・ヴェレーノの一部がいるところに行った…そして、暫く時間がたった時、ロバートから通信が入った…内容は……」
ー…アルッ!逃げろ…!其処にいるな!!……ー
「…尋常じゃない、ロバートの声に俺は直ぐに気付く事になった。そして、俺の目の前には……ロシア支部軍いたんだ…つまり、俺達はラーニョ・ヴェレーノの壊滅とは表向きで実際は違った。…初めから、ラーニョ・ヴェレーノが狙いではなく、邪魔な他の派閥を倒すために予め虚偽の情報をロバート達の部隊や俺や俺の周りにいた兵に伝えたんだ…ようはただの使い捨ての駒だったんだ……そして、支部が俺達に投降するように指示を出した。…どうしようもなく、迷っている時に………支部の機体が、動きを止めたんだ…そして、倒れた先には…」
「……其処にいたのは、本物の、ラーニョ・ヴェレーノがいた…。そして、その紫の機体はこう言ったんだ。」
ー…あれぇ?話が違うじゃん。話によるとぉ私達の名前を語ってぇ悪さしてるってぇ聞いたんだけどぉ私、まちがえちゃったぁ?…一
「……そして、そいつは…其処にいた、支部軍を全滅させて、俺達に向かって来たんだ…」
…アルさんは、そう言って目を伏せました…。
そして、次に続きました。…割とこれでもかってくらいには何とか纏めました。さて、まだアルさんの話は続きますよ。ではでは




