episode:137 奇襲者
今回、まさかの人が再登場。
…そして、なぎ倒したその時…
episode:137 奇襲者
突如、接近する機体が私に向かってきました。…私は、直ぐにハルバートを構えて相手の武器を受け止めました。…そして、私は…
「……何故アナタが…ここに…」
「嘘っ…何で?!」
その相手は、かつて私達が目にしたことのある相手…ミレーヌさんも驚きの声を上げます…。
「久しぶりだな……シズク…俺を、覚えているか!?」
その機体は、自分の武器を一気に私のハルバートを凪ぐように横に叩きつけました。私は、よろめきましたが直ぐに攻撃される前に態勢を立て直し、相手との距離を大幅に取りました。…そして、相手を見ると、やはり。
砂漠で、出会ったオルコット・サンドリアの傍にいた、あのデザート・アーミー…そして、見覚えのある、黄土色の機体で、手には刃が付いていない、長い棒。それはまさしく…
「………カズヤ……」
「あぁ、やはり覚えてくれていたか…シズク…。」
…かつて、ルラさん達と共に戦った、そして『無国籍』を裏切ったカズヤが再び私達の目の前に現れました…。でも、何故この北極に?
「…なるほど、あの時よりは強くなっている…」
「…何故、北極にっ…」
「………答える必要は……」
「シズクッ!!」
ミレーヌさんの、私を呼ぶ声が聞こえますがそれよりも早く相手が動きます。
「……………無いッ!!」
そして、待たしてもカズヤは私に向かって間合いを詰めてきました。私は、衝撃に備えてハルバートに力を込めて受け止める形で構えました…
…第四章以来の、男、カズヤが来ました。何故カズヤがいるのか。では。




